1997年3月発売
BEST WISHESBEST WISHES
芥川賞受賞作家としての辻仁成がクローズアップされている今だから、頑迷なまでにロッカーであり続けようとしている辻仁成を聴くと妙に深読みしそうになるが、“気負った言葉”がそのヴォーカルによって少年の歌のように素直な響きを獲得している。
ULTRA NYANKO 〜OMOTE SPECIALULTRA NYANKO 〜OMOTE SPECIAL
おニャン子クラブ(今考えると、口に出すのも恥ずかしいネーミングだ)のベスト。良くデキた曲ばっかで、面白いのはたしかなんだけど、一人で聴いてるとメチャクチャ寂しくなるのもたしか。当時の写真がナシなのは残念だな。富川春美はドコへ行ったのか?
花束花束
金髪先生、ドリアン助川率いる叫ぶ詩人の会のベスト。ドリアン助川の愚直なまでにストレートなメッセージは時々ツラいものもあるが、同時に「なんだかなぁ」と言い切ってしまえない何かも感じる。あとはロック系の音楽としての面白おかしさが課題かと。