1997年6月25日発売
ヴァイル:7つの大罪/交響曲第2番ヴァイル:7つの大罪/交響曲第2番
ストラータスのヴァイルは“お奇麗”すぎていつも物足りなかったが、全体としてクオリティが高く聴かせる作りになっているのは、さすがケント・ナガノ。しかしこの盤で聴くべきは交響曲の方。妖しい金管、ボレロの高揚。ヴァイルの魅力がまた一つ増えた。★
LHRLHR
レコード会社を移籍し、前作より約2年ぶりとなった97年のアルバム。アコースティック音楽がウリだった彼が、ここではロンドンのミュージシャンとざらざらした手触りの音楽を創る。でもポップなメロディと伸びやかなヴォーカルの魅力は失われていない。
Happy Hour With SummHappy Hour With Summ
ローズ・アンリミテッドやTechie、岡田徹らによる渚十吾プロデュースのラウンジ感覚のポップ・ミュージックだ。ちょいと尖った感性による近未来型の“軽音楽”といったタイプのもので、妙に薄っぺらな感じの懐かしくさえある音作りが気持ちいい。
ベートーヴェン:やさしいソナタとピアノ曲ベートーヴェン:やさしいソナタとピアノ曲
94年からベートーヴェン作品の新録音を行なってきた園田高弘。第12弾は、子供たちも弾くようなやさしいソナタや「エリーゼのために」などが収録された楽しいアルバムとなった。透明感のある音色と粒の揃ったタッチ。非常に爽やかなベートーヴェンだ。