1997年9月24日発売
スヌーズ+1スヌーズ+1
ブラッキーンはこのところ影を潜めているが、彼女がさかんに活動していた時代の名盤が初めてCD化された。強力なサポート・メンバーを得て展開されるプレイは、ポスト新主流派というか、極めて鮮烈な印象を与えるもので、現在もその鮮度は落ちていない。
FRENCH ROASTFRENCH ROAST
グラッペリは、ジャンゴ・ラインハルトとの共演で知られるベテラン・ヴァイオリン奏者。3種類の演奏で構成されたこのオムニバスでは、コーヒーの香りがよく似合う演奏をセレクト。オシャレなティー・タイムを演出してくれるオムニバス・アルバムだ。
ガルッピ:ピアノ・ソナタ集ガルッピ:ピアノ・ソナタ集
ガルッピは18世紀ヴェネツィアの作曲家。明晰で表情豊か、とてもよく“歌う”音楽である。関は2枚組の1枚をスタインウェイで、もう1枚をベーゼンドルファーで弾いていて、その音色の違いと音楽のあり方との関係を聴くのも興味深い。★
LivedelicaLivedelica
どんより曇った陰のプログレ道を貫くブリティッシュ・バンドの95年度ライヴ。すでに脱退しているG.モーガンはI.メイデンのシンガー候補にも上がった実力派。曲構成が生命線ゆえ、感情表現豊かなモーガンの歌声がミソ。でも、音質は臨場感不足かな。
PsychedelicatessenPsychedelicatessen
先程サード・アルバムをリリースしたプログレッシヴ・ハード・ロックバンドが94年にレコーディングしたセカンド・アルバム。この作品のみヴォーカルはグリン・モーガン。緻密でドラマティック、ハードでメロディアスというバンドのカラーはここでも健在だ。