1998年発売
Yoh-SolloYoh-Sollo
79年に発表された5枚目のアルバム。フランスからスペイン、北アフリカからインドネシアそして日本と大旅行の一巻はいつものように、とても気持ち良く耳に入ってくる。優しい眼差しがそのまま音楽になっているところが、いかにもこの人らしいのだ。
New York to JamaicaNew York to Jamaica
81年リリースの通算6作目の復刻。『南米旅行』『Yoh-Sollo』に続く海外旅行作品。全曲作詞はKURO、曲は恭蔵、10曲中6曲が鈴木茂の編曲。演奏はさわやかでどれもゴキゲン。カリブの風とマンハッタンの風とが混ざりあってるカラフルな風。
ランゲージ・オブ・フラワーズランゲージ・オブ・フラワーズ
これまでポップ・ジャズ・ヴォーカル的な作品をつくってきたが、今回完全にポップ・オリエンテッド。YUTAKAとマイケル・シャピロ共同プロデュース。作詞作曲は大半ケヴィン。ポップの文脈に自分らしさをうまくだしている。日常をみつめる目が温かい。
ヴードゥーヴードゥー
8作目。宗教をテーマにホラーティックな世界を演出、ゴシック・メタルの定番という感じもするが、重々しい空気の中を突き抜ける高音域ヴォーカルが心地良い。詞では比喩を用い絶望から死を表現するが、それはまるで自殺志願者の心情を表わしているようだ。
チエミのラテンポップスベストチエミのラテンポップスベスト
東京キューバンボーイズとウェスト・ライナーズをバックに歌う時はラテン・アレンジで、シャープ&フラッツの時はジャズ系のポップス・アレンジだ。時を経て聴くと英語詞の歌で、チエミならではの和風のコブシ回しが再浮上する。バックの音が秀逸だ。