1999年10月21日発売
ブロウ:ヘンリー・パーセルの死を悼む頌歌ブロウ:ヘンリー・パーセルの死を悼む頌歌
制作・出演
グスタフ・レオンハルト / ジェイムズ・ボウマン / ネリー・ファン・デァ・スペック / ブロウ / マックス・ファン・エグモント / マリウス・ファン・アルテナ / リカルド・カンジ / ルネ・ヤーコプス / 山本能扶子クープラン:王宮のコンセール集クープラン:王宮のコンセール集
これは美しい。クイケン3兄弟に、ブリュッヘンやシェフトライン(ob)が加わった豪華メンバーで、しかも音楽に丸味があり、古い言葉ながら、心が洗われる感じ。特にここではB.クイケンのバロック・フルートが光る。
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」他ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」他
オリジナル楽器派の演奏の中では穏健な部類に属する「四季」だ。バロック・ヴァイオリン特有の透明な響きと軽やかな音楽の流れとがあいまって爽やかな印象を残す。一方のオーボエ協奏曲は「四季」よりアクセントが明確に意識され、響きにも重みを感じさせる。
テレマン:トリオ・ソナタ集テレマン:トリオ・ソナタ集
ドイツの古楽の名門レーベル“セオン”のオリジナル・マスターテープからSBMマスタリング。テレマンのトリオ・ソナタから、ブロックフレーテ、フラウト・トラヴェルソのものを選んで収録。
ヘンデル:木管のためのソナタ全集ヘンデル:木管のためのソナタ全集
ドイツの古楽の名門レーベル“セオン”のオリジナル・マスターテープからSBMマスタリング。ヘンデルの木管のためのソナタをすべて収録。学究を踏まえ、音楽の本質に迫る名演。
ルネサンス・リュートルネサンス・リュート
ダウランド作品を中心に、ルネッサンス期のリュート作品をバラエティ豊かに盛り込んだアルバム。キルヒホーフは例によって手堅い演奏を聴かせるが、彼は本質的にバロック向きのように思う。この手の作品の命である軽やかさ、切れ味の良さに欠けるのだ。