1999年10月発売
ProgressiveProgressive
ソロになって快進撃を続けるD.I.E.の“前衛的”と題された新作。友人たちに囲まれ自身の音楽を追求できることを、いかに彼が至福としているかが伝わってきて好感が持てる。(4)やピアノ・バックの(9)で聴かれる素な感じの歌に、彼の人間性があふれている。
ホームメイドホームメイド
「雨を見てたよ」「夏の終わり」と、デビュー以来着実に自分たちなりの世界観を作り上げてきた三人。このファースト・アルバムでその“温かくもロックな”印象はしっかと底辺そして原点となり、今後を期待させる。笹路正徳氏プロデュース。
メロディ・アット・ナイト,ウィズ・ユーメロディ・アット・ナイト,ウィズ・ユー
97年頃から重度の慢性疲労症候群に悩まされていたという、キースの復活第1弾。彼にとっては初めての、スタジオ録音によるソロ・スタンダード集だが、曲解釈もさすがだし、メロディを紡いでいくようなそのプレイは瑞々しく、息を呑むほど美しい。キース健在だ。
桂 吉朝 おとしばなし「吉朝庵」 その3 住吉駕籠/かぜうどん桂 吉朝 おとしばなし「吉朝庵」 その3 住吉駕籠/かぜうどん
若手のうちから“うまい”と期待され、そこで固まったままの噺家もいるが、この人は順調に伸びて、いよいよ“名人”への道に踏み込む第一関門にさしかかりつつある。噺そのものに様子の良さが感じられ、品格を失うことなく上方の味を満喫させてくれる。
トゥナイトトゥナイト
黒人女性シンガー、ティナ・ターナーとのデュエットによるタイトル曲「トゥナイト」をはじめとする最新作。日本公演でのショウ・アップした彼のステージが記憶に生々しいが、今度のアルバムでは彼持ち前のロック魂が溢れている。ファンにとって待望の一枚。
ザ・ベスト・オブ・オリガザ・ベスト・オブ・オリガ
TVドラマ『青の時代』のオープニング・テーマ「ポーリュシカポーレ」を中心に編まれたロシア人シンガー、オリガのベスト盤。94年のメジャー・デビュー以来、4枚のアルバムから集めた全14曲で構成され、アンビエント風の透き通った声の魅力が楽しめる。