1999年12月22日発売
STAND BY MARYSTAND BY MARY
ビートルズや佐野元春に憧れて曲を書いてきた渡辺と、アメリカの音楽大学留学経験もある鶴谷によるユニットのデビュー・アルバム。素直な曲作りとアレンジメントは新鮮なところこそないが好印象で、息の長い活動が期待できそう。ヒット曲次第か。
音楽ぎらい音楽ぎらい
ゴージャスなキャバレー・サウンドに乗せて展開される人生裏街道劇場。歌の主人公は、どこまでも堕ちてゆくダメな男と女ばかり。最近のJ-popは苦手だけど、演歌もチョット……という微妙な立場にいる人こそ聴くべきの、ホロ苦い大人のアルバムだ。
Spanish Dance TroupeSpanish Dance Troupe
93年のデビュー以来6作目になる。サイケな印象の強いバンドだが、今回はアコースティックを中心に、滋味あふれるソングライティングとヴァイオリンや木管の素朴な響きが絶妙にマッチ。ジャケの感じがなんかロバート・ワイアットぽいんだよなあ。
Wonder WorldWonder World
4人組ロック・バンドのデビュー・マキシ。ライヴ経験豊富なバンドらしいストリートの匂いがビンビン伝わってくる活きのいいギター・サウンド。パンキッシュだが、ポップさを失わない楽曲が爽快。ロックの必要条件、疾走感と喪失感を兼ね備えている。
恋とは何でしょう恋とは何でしょう
ジャズ版“野村再生工場”的なヴィーナスは本当に目のつけどころがいい。バイラークは才能がありながら人気と評価の点でいま一歩のところにいるピアニストだ。その彼がここではエヴァンス・ライクな美しいタッチとほどよいパッションを表現してみせる。
チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」
制作・出演
イリーナ・アルヒーポワ / ウラディーミル・チェルノフ / オリガ・ボロディナ / キーロフ・オペラ / ゲガム・グリゴリアン / ゲルギエフ / サンクトペテルブルク・キーロフ歌劇場管弦楽団 / チャイコフスキー / ニコライ・プチーリン / ワレリー・ゲルギエフ発売元
ユニバーサルミュージックアコースティック 俺の太陽アコースティック 俺の太陽
アンプラグドでのセルフ・カヴァーだが、“フィルター”が少ないだけに、シンガー・ソングライターとしてのパッションがストレートに伝わる。特に、一つ一つの言葉が粒だって前面に浮かび上がり、あらためて彼の内面に触れることができたような気がする。