1999年4月発売
魔法のア・カペラ 2魔法のア・カペラ 2
メンバー交代を繰り返しつつ最高水準を保ち続ける男性12人のヴォーカルEns、シャンティクリア。当盤は来日時に好評を博したタヴナーの「村の婚礼」をはじめ、古今東西のワールド・ワイドなテイストをふんだんに散りばめた曲集だ。癒されたい人にも。
ウェザーウェザー
バイオレント・ミニマル。ポリリズムでメカニカルに畳みかけるリフ。低域のマッシヴで挑発的な動き。あえてザラリ耳障りに歪ませた響き。雷やサイレンの音。そして横溢するブルーに不機嫌な気分。“大都市”のイメージの紋切り。しかし衝動抗いがたい。
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲&四重奏曲ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲&四重奏曲
これは熾烈な協演である。ドヴォルザークの音楽に郷愁と安穏を聴こうとしている人はちょっとした心構えが必要だろう。シフの鋭い斬り込みに煽られてパノハQのテンションが加速度的に高まっていく様子は非常にエキサイティングだ。熱く鮮やかな演奏。
レターズレターズ
今日の日が終わろうとする、そんな黄昏時にふと耳にしたくなる一枚。メランコリーなメロディ、映像的な詩。74年発表の4作目。ヒット・メイカー作家として名声を得る一方、味わい深い自演作品を何枚も出している。中でも本作は叙情的な魅力にあふれている。
ドヴォルザーク:レクイエムドヴォルザーク:レクイエム