1999年4月発売
女性ヴォーカル、キーボード、コンピュータ、ダンサー二人という構成の、4D-JAMのメジャー・デビュー・マキシ・シングル。彼らのテーマは“踊れる音楽”で、ヒップホップ色もR&B色も適度に散りばめられている。心地よさ抜群!
80年代中頃のクラシカル速弾きギター・ヒーロー全盛時から確固たる地位を築いてきたギタリストの通算5作目となるインスト作。メタリックなハード・チューンからフュージョン寄りのナンバーまでを一気に聴かせるウマさは、幅広いリスナーを掴むはず。
重く激しく早くて熱い。そんだけ。なんて、決めつけちゃダメ。ファースト・アルバム『青い空』から1年半ぶりとなる今作は、まさに彼らの真骨頂ともいうべき充実の一枚となった。(5)(9)のような穏やかまじりの変化球も捨て玉でない。余韻の残るコア。
若手奏者には“精一杯頑張ってます”的な演奏が多いが、テイラーは余裕を持ってエンタテイナーに徹している。だからこそ聴き手も、その軽くてしなやかな音楽にゆったりと身を委ねることができるというわけ。選曲&演奏に彼のシックな嗜好を感じさせる。
早くも私的な99年度のベスト・アルバムの一枚に選んだビルト・トゥ・スピルの新作。例によって瑞々しいポップ・メロディと、有機的に絡み合ったトリオ・バンド・サウンドの素晴らしさは別格。わざとらしさのないギター・ポップの魅力を凝縮した傑作。★
全世界で大ヒット中のアルバム『ビリーヴ』からのセカンド・シングルと「ビリーヴ」の2曲を各4ヴァージョンずつ収録。シェールのヴォーカルをも音の素材の一つとして見事料理してしまったDJ陣の本領は、各リミックスで十二分に発揮されていて痛快。
ジョン・ホール、ローウェル・ジョージとも親交のあった謎の多い女性シンガー・ソングライターのセカンド。幻の名盤として知られるこのアルバムもとうとうワーナーの名盤探検隊シリーズでCD化された。ナイーヴで芯のある彼女の歌声を一流のミュージシャンが支える。
キングストン・トリオに在籍していたことでも知られるジョンのソロ3作目。フォーク・カントリーを下敷きにしながらのこの豊穣なサウンドは、70年代アメリカの精神的豊さそのものだ。いい曲を書きいい歌を歌い、いいレコードを作る。祝世界初CD化!
現代オルガン界の大局様、マリー・クレール=アラン健在の1枚。(1)は彼女にとって3回目となる録音で、力のほとばしる熱演が精彩を放つ。この作品に助言を与えたデュリュフレや彼女の兄ジャン・アランの作品も収めた充実のラインナップだ。