2000年2月23日発売
ブラック・ウーマンブラック・ウーマン
逸脱ギタリスト、女房のゴスペル・ヴォイスをフィーチャーしての69年作。素晴らしいブラック感覚の飛翔ぶり。これぞ、ジャズ感覚のまっとな行使を経ての、NY発民族音楽。さながら、その佇まいは、フリー・ジャズ界のジョンとヨーコと言いたくなる。
白いブランケット/ラブ・マイナス・ゼロ2白いブランケット/ラブ・マイナス・ゼロ2
(1)は、しっとりしたミディアムのラブ・ソング。寂しさを包んでくれる温かさを象徴するブランケット、その温かさで前向きになれると歌う。(2)は、かつての作品の2000年ヴァージョン。歴史あるバンドだから、リメイクにも意義がある。
トレイシー・ネルソントレイシー・ネルソン
マザー・アースのヴォーカリストのソロ作(74年作品)。ゴスペルやブルースを基調とした深くて力強い歌は、実に味わいがあって素晴らしく、一度聴いたらクセになりそう。エリック・カズの(2)、ビル・ウィザースの(7)などのカヴァーも出色の出来だ。★
ソウル&インスピレーションソウル&インスピレーション
20年ぶりの新作はセルフ・カヴァー集。ライチャス・ブラザーズやホール&オーツでヒットした(1)、クインシー・ジョーンズの『愛のコリーダ』で、ジェイムス・イングラムが歌った(9)など、優れた曲と再認識。木訥としたヴォーカルも味がある。キャロル・キングほか、ゲストも豪華。
コレソン〜ザ・コレクションコレソン〜ザ・コレクション
10年間に発表した楽曲から選んだ全曲リミックスのベスト盤。ヴォーカル・トラックも別ものが多く、単なるオムニバスではなく、一個の新作として位置づけられる。この人の歌を聴いていると、不思議なことに、その間だけは時間がユッタリと流れていく。
スーパーユーロビート VOL.103スーパーユーロビート VOL.103
100作目の壁も軽々超えてさらにパラパラ街道を邁進するシリーズ第103作(こうなるとサーガですね、もう)は、洋邦ヒット曲のユーロビート・リミックスもプラスされ、より一層のパワー・アップが計られてる模様。TRFのリミックスも入ってます。