旧ソ連が国を挙げて英才教育を施した、生まれながらの天才ヴァイオリニスト、ヴェンゲーロフ。その彼が、ロストロポーヴィチ指揮のロンドン交響楽団をバックに、惜しみなく才能を披露している。
84年に坂本龍一の誘いでミディへ移籍し、リリースされたアルバムの初CD化。ニューヨークで録音され、60年代のポップスとマーラーと中世音楽とを合体させた内容で注目を集めた。