2002年12月発売
発売元
株式会社ポニーキャニオンシュトゥットガルト郊外生まれのラングが奏でる名作『モダン・タイムズ』の主題曲“スマイル”のほか、チャップリン映画の名曲が並べられた、ジャズ・ファン以外の映画に興味をお持ちの方にも聴いてほしいチューリッヒ録音のピアノ・トリオ。
シンフォニック・ロック界の女性シンガーによる、全曲カヴァーで構成された日本企画盤。ツェッペリンやカンサスなどの有名曲はもちろんのこと、TNTやイナフ・ズナフの隠れた名曲までを取り上げている。透明感のある力強い歌声による新鮮な解釈を堪能したい。
伝説のテクニカル・メタル・バンド、CYNICのベーシストだったショーン・マローン率いるプロジェクトの4年ぶりとなるセカンド・アルバム。ゲストにビル・ブラッフォード(ds)とスティーヴ・ハケット(g)を迎え、息もつかせぬほどの超絶技巧の嵐を聴かせる。★
平均年齢20歳、フィンランド出身の6人組メロディック・ヘヴィ・メタル・バンドのデビュー・アルバム。スピードとパワー、そして叙情性に満ちた哀愁のメロディが彼らの魅力。ギターとキーボードのスリリングな掛け合いなども聴きどころのひとつだ。
スリップノットやソウルフライといったハードコア/ラウド・ロックの重要バンドを数多く抱えるロードランナーのサンプラー。既発曲ばかりで新鮮味はないが、ビギナーにとっては本作で初めて触れるバンドも多いと思う。バブルの終わりは近いが、いいバンドは少なくない。
今や異端の感が薄れてきたデス・メタル。しかしこのオリジネイターのファーストを前にすると、やはり圧倒されるばかりだ。地を這うようなデス声が生々しく再現されているこのリマスター盤は、行間からおどろどろしさがあふれてきそうで戦慄すら覚える。
デス・メタルの先駆者的存在の一つでもあるアメリカ産バンドが、94年にリリースした4作目をリマスタリングして再発。疾走する激しさというよりも、重低音で迫るグルーヴを個性としていた斬新さが堪能できる。エクストリーム・ミュージックの原点として重要。
10数年前、フロリダを拠点をしたプロデューサー、スコット・バーンズが世に送り出したデス・メタル・バンドは多い。彼らもまたその一群。これはデビュー作(90年)のリマスター盤。ノイジィな音を若干セーブ、デス声を全面に配した音処理に注目。
悪魔主義を貫き、アンチ・キリストを公言する極悪デス・メタル・バンドの92年発表のセカンド。攻撃的リフと激速ビートと怒声ヴォイスが一体となった楽曲群は、正に地獄より出でたると言うにふさわしい。ちなみに、日本企画によるリマスター再発盤です……。
シカゴで結成された4人組のデビュー作。80年代のジャンクなオルタナ・バンドを思わせる荒々しさとぶっ壊れたロウ・ファイ感が特徴だが、挑発的なムードが倍増するスロウな曲の方が印象的。ビデオ・クリップが見られるエンハンスドCD仕様。
国産ヒップホップ・レーベル、えん突つレコーディングスのサンプラーCD。レーベルの代表曲を2人のDJによるノンストップ・ミックスで聴くことができる。
98年から続いたジャニーズ系チャリティ企画のラスト作。(1)は自分たちによる日本語詞だが、作曲や演奏が洋楽勢のため、メロウなメロディが合っていないメンバーもちらほら。しかし(2)は、ラストにふさわしいバラードで、彼らのひたむきさが伝わってくる。