2002年3月27日発売
イン・マイ・プライムイン・マイ・プライム
制作・出演
アート・ブレイキー / アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ / ジェイムス・ウィリアムス / デニス・アーウィン / デヴィッド・シュニッター / ロバート・ワトソン / ヴァレリー・ポノマレフこのタイトルは紛らわしいが、これは77年の『イン・マイ・プライムVol.1』に続く78年の“Vol.2”。フュージョン攻勢に押されっぱなしだったJMは70年半ばになると、ボビー・ワトソン、ジェイムス・ウィリアムスらが加入して息を吹き返した。これはそういう時代の作品。
アース・ビームスアース・ビームス
日本にもたびたび来日して、白熱のステージで観客の心をつかんだ双頭バンドの一作目。荒々しさとセンチメンタルな情感が交錯する演奏は、すでにここでも威力十分。力強く起伏に富んだ展開の中で、独特の高揚感が生まれるのは、このバンドの真骨頂であろう。濃厚なジャズだ。
ニューヨークの秋ニューヨークの秋
スペインの名手テテ79年のライヴ。天気雨のように乱調気味のピアノがシュールなビ・バップ感覚を全方位に放射した最高潮の臨場感! パウエル、モンク、テイラーの奏法にどことなくオーネット・コールマンの感触がミックスしたのはヒギンス参加の効果だろう。
Diving into your mindDiving into your mind
ソロ第1作アルバムで、けっこうマニアックな世界かもと思いながら聴き始めたら、これが先入観をモロに引っ繰り返す快作。スマートで品の良いポップスに仕上げられている。それも付け焼き刃のポップス味ではなく、芯まで火の通った本格派の“商品”だ。
LA-PUNCH 改LA-PUNCH 改
“ハモネプ”出身のア・カペラ・グループのセカンド・ミニ・アルバム。T.M.Revolution、B'z、ミスチルなどのカヴァーを中心に各人の“声芸”をたっぷりと聴かせてくれる。とくに、口ドラム、口ベースのグルーヴ感は素晴らしい。ラストのラップもいい。