2002年5月発売
初CD化の(7)(15)とファンのネット投票によって選曲されたベスト盤。竹内まりや、尾崎亜美といったガーリーな作品から、(9)(11)の小室哲哉や(13)(16)のかしぶち哲郎というテクノ・ポップスまで誠実に歌いこなしている所が実に好印象。急成長ぶりゆえの急逝は余計に残念。
何たって、2002年はOLE! OLE!のサッカーW杯! 日本サッカー協会公認日本代表オフィシャル応援歌なんてお墨付きまで頂いています、このCDは。おまけにテクノ・ヴァージョンのインストまで収録。高原抜きでも、そのぶんゴン中山でフォルツァ・ニッポン!
ラウドなロックの4ピース・バンド、スクリーミング・ソウル・ヒルのファースト・フル・アルバム。ヒップホップ的なニュアンスも感じられ、時代に即した感覚がある。スピード感いっぱいの全14曲。面構えもなかなかいい。
数枚のマキシ・シングルとミニ・アルバムに続いてリリースされたアルバム。ヒップホップになるのだろうがポップだし、バックトラックの音圧も抑えめで、聴きやすい仕上がりとなっている。発せられる言葉は、北海道の人だといろいろ感じることがありそう。
クロス・ジャンル、クロス・カルチャーのデュオ・チームによるウクレレ・アンサンブルで、CGアニメ『ぼのぼの クモモの木のこと』のオリジナル・サウンドトラックも収録。ピュア・デュオありリズム入りありと、さまざまなサウンドでウクレレの底力を探った。
ブルック・ニューマンの小説『リトル ターン』の世界(飛べなくなった鳥の物語)を、カタルニア民謡の「鳥の歌」からモーツァルトやブラームス、フォーレらの曲に詞をつけて、ヒーリング・ヴォイスのスーザン・オズボーンが朗々と歌いあげ展開していく。
ワールドカップにちなんだCDが多数発売されているが、一際ユーモアなのが本盤。欧州の選手や、その所属チームの応援歌ばかりを収録した、日本はおろか世界でも初の企画作品だろう。
クリスティーナ&ローラにピアニストのノヴァチェックを加えたピアノ三重奏。ピアノ三重奏と言っても、全然堅苦しくなく、クラシックの名曲やモリコーネの映画音楽などが収められていて、とても聴きやすい。二人のあたたかな弦楽器の音色に心安まる。
エルヴィン・ジョーンズとの共演で知られる辛島の2001年6月沖縄録音のストレートアヘッドにスウィングするピアノ・トリオ・ライヴ。井上陽介、奥平真吾を迎え、全編アグレッシヴにスウィングする“一音入魂”の演奏は辛島の極地を伝える。★
祝W杯開催! というわけで、サッカーの日本代表サポーター・チーム、ULTRASによるコンピの登場。(2)を筆頭にスタジアムでおなじみのカヴァー曲の数々がリミックス・ヴァージョンで収録されている。(12)にglobeのKEIKO、(7)に雨上がり決死隊らが参加。
デビューから現在まで、リリースする作品をすべて大ヒットさせてきた嵐。彼らのヒストリー盤ともいえる本作へは、ダンス・ビート/ヒップホップ調/メロウ・チューン/ユーロ系など多彩な表情が収録されている。いずれも一発で耳に馴染むキャッチーさを持っている点はさすが。