2002年5月発売
ブルック・ニューマンの小説『リトル ターン』の世界(飛べなくなった鳥の物語)を、カタルニア民謡の「鳥の歌」からモーツァルトやブラームス、フォーレらの曲に詞をつけて、ヒーリング・ヴォイスのスーザン・オズボーンが朗々と歌いあげ展開していく。
ワールドカップにちなんだCDが多数発売されているが、一際ユーモアなのが本盤。欧州の選手や、その所属チームの応援歌ばかりを収録した、日本はおろか世界でも初の企画作品だろう。
クリスティーナ&ローラにピアニストのノヴァチェックを加えたピアノ三重奏。ピアノ三重奏と言っても、全然堅苦しくなく、クラシックの名曲やモリコーネの映画音楽などが収められていて、とても聴きやすい。二人のあたたかな弦楽器の音色に心安まる。
ざっくり言うならば“韓国のDA PUMP”もしくは“アジアのバックストリート・ボーイズ”って感じ。曲もサウンドもクオリティかなり高いし。しかも、韓国語と日本語の響きって、こういうダンサブルな音楽にのるとすごく似ていて、違和感なく楽しめます。
エルヴィン・ジョーンズとの共演で知られる辛島の2001年6月沖縄録音のストレートアヘッドにスウィングするピアノ・トリオ・ライヴ。井上陽介、奥平真吾を迎え、全編アグレッシヴにスウィングする“一音入魂”の演奏は辛島の極地を伝える。★
祝W杯開催! というわけで、サッカーの日本代表サポーター・チーム、ULTRASによるコンピの登場。(2)を筆頭にスタジアムでおなじみのカヴァー曲の数々がリミックス・ヴァージョンで収録されている。(12)にglobeのKEIKO、(7)に雨上がり決死隊らが参加。
デビューから現在まで、リリースする作品をすべて大ヒットさせてきた嵐。彼らのヒストリー盤ともいえる本作へは、ダンス・ビート/ヒップホップ調/メロウ・チューン/ユーロ系など多彩な表情が収録されている。いずれも一発で耳に馴染むキャッチーさを持っている点はさすが。
中国・蘇州生まれの女性二胡奏者のセカンド・アルバム。悠々たるところと繊細なところ、また中国語のようなユーモラスさ(失礼)……。二胡ってたった2本の弦しかないのに、実にさまざまな表現ができるんですね。もちろん彼女の実力あってのことですが。