音楽むすび | 2002年6月発売

紙ジャケが美しい5枚目のマキシ。ソウル感覚にあふれつつ爽やか、そしてどこかアンニュイなタイトル・チューンは、ポップでありながらハイクオリティな彼らのサウンドを象徴するようなトラック。カップリングはアップ・テンポでグルーヴィなソウル・ナンバー。

ニュー・アルバム『sine』からの先行シングル。ジャケットやタイトル曲のプロモ・クリップからもわかるように、ドイッチェなボディ・ビート系とフィリーなディスコが2002年型にミックスされた4曲を収録。それでもポップス、という点に彼らの意志が。

現役メタル・アクトたちによるアイアン・メイデンのカヴァー集。欧州圏のバンド中心だが、日本独自ヴァージョンとしてわが国で人気急上昇中の陰陽座が新録音源で参加。各自が個性を活かしながらメタル独特のドラマ性をさまざまな思い入れで描く好企画だ。

作詞作曲を福山雅治が手がけた、ある意味“奇跡のジョイント”である一曲。甘く切ない福山の曲が、前川の裏づけされた歌唱力とベテランならではの表現力でよりいっそう魅力的になっている。互いに尊敬を忘れない大人の仕事ぶりにニヤリとしてしまいます。