2002年7月24日発売
フレディ・ケンプ・プレイズ・ショパンフレディ・ケンプ・プレイズ・ショパン
なぜだかわからないが、ショパン独特の匂いに堪らなく嫌悪を持つことがある。そんな時にこの人のショパンを聴くと、でもショパンはいいなぁと戻れる。ショパン臭くない、でもこれぞショパン。この人、どんな楽曲でも同じアプローチだ。大器の風格あり。
気まぐれ/テレマン:管弦楽組曲集気まぐれ/テレマン:管弦楽組曲集
何千もの作品を作曲したテレマンだが、当盤には雨蛙の鳴き声のマネを取り入れたヴァイオリン協奏曲や、トルコやスイスなど4ヵ国のお国柄を音楽で表した「諸国民」などのユーモラスな作品を収録。大作曲家のお茶目な一面が垣間見られるのが楽しい。
TOKYO CLASSICTOKYO CLASSIC
セカンド・アルバム。これまで通りMC4人の掛け合いと合唱がメインだが、今回はそれぞれのソロ曲もあり、表現の幅が広がった。トラックはジェイムズ・ブラウンやマディ・ウォーターズのカヴァーを取り入れるなどアイディアが豊かになり、ポップ度も増している。
ショパン:練習曲集ショパン:練習曲集
テクニックも繊細な感性も、豊かな詩情も十分。それらを武器に、作品にまっすぐに切り込んでいった結果、こんなにも爽快な練習曲集の演奏が生まれた。クールだが冷たくはなく、叙情的だが湿っぽくはない。ルガンスキー、やはりただ者ではなかったようだ。
独白独白
近年、本国オーストラリアで人気頭角著しいという若き女性ギタリストのデビュー録音。村治佳織のような煥発たる色気には乏しいが、楽器をクッキリと響かせ、音の運動をびしと追い込んでいくソリッドに切れ上がった音の感触が、ノリの快に働きかけてくる。
NEW 1枚でオペラ1 モンテヴェルディ:オルフェオNEW 1枚でオペラ1 モンテヴェルディ:オルフェオ
有名なオペラの聴きどころをコンパクトにまとめた《NEW 1枚でオペラ》シリーズ。バロック・オペラの傑作、モンテヴェルディの「オルフェオ」を鬼才アーノンクールが指揮。