2002年7月24日発売
TWIGYと組んでたビート・キックスから数えると、DJ HAZUのキャリアはほとんど15年。なのにいまだにこの狂いっぷり、ねじれたファンク色の特濃トラックを作り上げるキレた感性はマジすごい。ゲストのNY代表ジェルー、NIPPSも負けずに濃い。カッコイイ
ライトでポップなデジタル・パンクを得意とする4人組のメジャー・セカンド・アルバム。安っぽい、薄っぺらい、くだらない。ちょっと聴いただけではそんな感じ。でも、よく聴くと見事にその逆なのだ。カヴァーはこうでなきゃ、の見本のような(12)が素晴らしい。★
キャッチーなメロディ、キモチの詰まった歌詞、親近感あふれるキャラクター……話題のスーパー・ポップ・バンドThe Babystarsがメジャー・デビュー。夏にピッタリのポップ・チューンだ。
なぜだかわからないが、ショパン独特の匂いに堪らなく嫌悪を持つことがある。そんな時にこの人のショパンを聴くと、でもショパンはいいなぁと戻れる。ショパン臭くない、でもこれぞショパン。この人、どんな楽曲でも同じアプローチだ。大器の風格あり。
何千もの作品を作曲したテレマンだが、当盤には雨蛙の鳴き声のマネを取り入れたヴァイオリン協奏曲や、トルコやスイスなど4ヵ国のお国柄を音楽で表した「諸国民」などのユーモラスな作品を収録。大作曲家のお茶目な一面が垣間見られるのが楽しい。
セカンド・アルバム。これまで通りMC4人の掛け合いと合唱がメインだが、今回はそれぞれのソロ曲もあり、表現の幅が広がった。トラックはジェイムズ・ブラウンやマディ・ウォーターズのカヴァーを取り入れるなどアイディアが豊かになり、ポップ度も増している。
テクニックも繊細な感性も、豊かな詩情も十分。それらを武器に、作品にまっすぐに切り込んでいった結果、こんなにも爽快な練習曲集の演奏が生まれた。クールだが冷たくはなく、叙情的だが湿っぽくはない。ルガンスキー、やはりただ者ではなかったようだ。