2002年9月21日発売
Takahiro Sonoda in seiner Jugend 3Takahiro Sonoda in seiner Jugend 3
ベートーヴェン演奏では今や世界的に著名な園田高弘の“若き日の肖像”。60年代前半と70年代半ばにドイツで録音された貴重な音源である。留学先で魅了されたというレーガーの大作が聴きもの。難曲だが充実したピアニズムと若々しい情熱が存分に感じられる凄演。
Dimanche〜日曜日〜Dimanche〜日曜日〜
久々のヴォーカル・アルバム。今さら言うまでもない音づくりのセンスに、等身大のハスキー・ヴォイスがからむ世界は、40代なら上田知華とかを思い出すんじゃないかな。あくまでアコースティックなイメージがミソで、疲れない歌を聴きたい向きには強くオススメ。★
yumeyume
クロスオーヴァーな世界で活動を続ける尺八奏者・藤原道山のセカンド・アルバム。邦楽器で洋楽をやるという試みは(その逆もあるが)昔から行なわれてきたが、ここでは彼の若さから来るのであろう瑞々しい感性がよくありがちなパターンに陥ることを防ぎ切っていて聴き応えあり。
紅紅
ピアニスト・作曲家の城之内ミサが、アジアをテーマにした音創りを展開しているシリーズ作品の第3作だ。パーカッションや古筝、二胡、ヴォイスなどを混在させ、さまざまな汎アジア的風景を紅に染める夕日を思い浮かべるようなサウンドを聴かせていく。