2003年1月8日発売
大阪出身のポップス・バンド。東京進出後はさまざまなイベントに参加、2002年末のメンバー脱退を経て、サード・アルバム発表となる。リリカルな詞と、印象的なメロディラインによって保たれているアンバランスなバランスに、楽曲に対する真摯なキモチが織り込まれているよう。
素っ気なくて、生真面目で、清潔感があってキャッチーなメロがあって。いやぁテクノ・ポップってこうでなくっちゃと思わせる気の利いたアレンジが目白押し。本田みちよの声も日本語詞との相性もワルクない。全曲、マジでシングル切れそうなくらいポップスしている。
2002年結成男女ユニットのデビューCD。凛とした歌声と美しいアコースティック・ギターの調べをメインにしたシンプルで不純物皆無の音世界は、夜半過ぎに聴くと殊更に心地よく耳を撫でてくれる。歌詞カードのデザインは金延幸子へのオマージュでは? ★
日本のヒップホップ・シーンで、ユニークな存在感を放つRhymester。好評のアルバム『ウワサの真相』(2001年)の曲を中心に、1曲ごとにクレイジーケンバンド、ゴスペラーズら意外な組合わせで楽しめる異種格闘技セッションがこれ。
完全デジタル・リマスターによる初のベスト盤。(16)のスタジオ・ヴァージョンや、アルバム未収録のシングル・テイクなど全16曲を収録。ちょっと情けない男の喜怒哀楽を軽快なサウンドにのせた楽曲は、人間臭く、同時にそっと背中を押してくれるような優しさを感じさせる。
俳優として活躍中の辻本のミニ・アルバム。ルックス同様、素直な歌い方が印象的だ。また、(5)は日常の風景を朗読するという意欲作。岡本真夜、西脇唯といったエバーグリーンな作家陣が等身大の魅力を引き出している。ダミ声でラップするだけが青春じゃない!
ニュークリア・ブラストのトリビュート盤シリーズに“神”プリーストが登場。直系パワー・メタラーからデス・ブラック系まで参加者の顔ぶれは多彩だが、どのカヴァーも“決めどころ”はきっちり遵守。メタルのツボを思い知る。陰陽座のトラックは日本オンリー音源。
ジャーニーの幻のフロントマンとして知る人ぞ知る存在だったシンガー/ソイングライターの20余年ぶりとなるソロ新作。メロディアスなハード・ロックをベースに、意外にも黒っぽいヴォーカルがエモーショナルに迫る。スカラベを使ったデザインは確信犯だろうか?