2003年10月発売
英国出身の4人組のデビュー作。どこかキワモノっぽいルックスでイッパツ屋的な空気も漂わせつつも、全英No.1を獲得したその実体は、“AC/DC+クイーン”との風評通りのオーソドックスなハード・ロック。奇妙なファルセット・ヴォーカルがまたハマる!★
2002年12月にメアリーが交通事故で他界。その後、初めて録音された5曲入りミニ・アルバム。2001年に前作を発表後、ティムとレティシアが破局し、バンドの存続を危ぶむ声も聞かれたが、このミニの後にはフルも控えているという。シンプルで内省的な原点に立ち返ったサウンド。
交響曲全集の完結編。清冽な泉のような第6番と余分な贅肉をそぎ落とした第7番に対して、オラモは十分にエネルギッシュでありながら、緻密に練り上げた注目すべきアプローチを展開。ただし、その若さのゆえにか、初期のナンバーほどの大成功は収めていない。
米国ペンシルヴァニアのトリプル・ギター・ロック・バンドのファースト。切なくていわゆるエモーショナルなメロディのサウンドと歌は、“後期ハスカー・ドゥmeets初期フガジmeetsニルヴァーナ”とも言いたいが、しっとり濡れそぼつ静かな部分も魅力だ。
いわゆるポスト・ロック・バンドの2枚目。シーケンスに極力頼らず、線の細いギター2本を中心とするアンサンブルで、トリップ感に長けた白日夢のごとき眩しい音像を作り出している。ミニマルな構成やリズムの多様さなども含め、独自のセンスをもったバンドだ。
ギター&ドラムスの二人組という思い切った編成。にも関わらず、度肝を抜くハードでポップなギター・ロックをぶちかましてきたインディーズ時代を経て、サポート・ベースも加えたこれがメジャー第1作。スカッと爽快、時々哀愁なメロディの吸引力は相当に高い。
元MR.BIG、というのもいまさらな、彼のソロ作品。キャッチーでライト志向のボップ感覚はエリックの定番と化し、耳に心地よい、清涼感あふれるヴォーカル作に仕上がっている。ハードな部分は後退したが、シンガーとしての可能性は広がっていると思う。