2003年10月発売
ホロヴィッツ・ショパン・コレクションホロヴィッツ・ショパン・コレクション
1928年から57年までに、ホロヴィッツがRCAに残したショパンの録音を網羅したセット。ライヴやプライベート音源も含むが、当然すべてモノラル録音。ワザの冴えもさることながら、ピリピリした緊張感と振幅の大きな劇的表現はなんとも悪魔的。
ユーリ・バシュメットの軌跡ユーリ・バシュメットの軌跡
バシュメットがBMGに残した名演を集めた2枚組のベスト・アルバム。彼のロマンティックな演奏が堪能できる。今やヴィオラ界の第一人者となった感のあるバシュメットだが、彼の演奏は、正統派というよりも、やはり個性的といった方がよいだろう。
gardengarden
7年ぶりのアルバムだが、ソフィスティケイトされ神経の行き届いたサウンドは相変わらず。彼が紡ぎだす言葉は広がりを感じさせる柔らかなメロディに乗って、日常生活の細かな心の襞をさり気なく描写しているようでいながら、その実、毛穴にしみ込むように絡みついてくる。
The Flag Of PunishmentThe Flag Of Punishment
22歳の大阪出身ギタリストが率いるメタル・プロジェクトの正式デビュー作。やたら運動量の多いネオ・クラ様式ギターとアッパーな突撃リフで攻め立て、ひたすら大仰な音像が快楽を呼ぶ。ジャケのイラストはかの天野喜孝。幻想三昧、陶酔上等。怒濤のがぶり寄りをみせる顔見せ盤。
ラブコラージュと屋上のバンドラブコラージュと屋上のバンド
元ディランIIの大塚まさじが83年に結成していたバンドの未発表デモ音源6曲と、88年に自主盤LPとしてリリースされた音源5曲のカップリング。塩次伸二らとのラブ・コラージュ、長田和承らとの屋上のバンドともに、埋もれていたのが惜しまれる充実作。
ハーフムーンにラブコラージュハーフムーンにラブコラージュ
83年10月に六本木ピットインで行なわれた西岡恭蔵とハーフムーン、大塚まさじとラブコラージュの二つのバンドによるジョイント・ライヴ盤の復刻。西岡&大塚のデュエットによる「プカプカ」「サーカスにはピエロが」も収録し、ほのぼのとしたなごみに包まれる。