2003年1月発売
メンバーが桜井鉄太郎、長田定男、小田玲子の3人になってから初のフル・アルバム。オリジナル作品としては実に約2年半ぶりで、以前のクラブ系路線からお洒落なアダルト・ポップスへとシフトしている。サエキけんぞう、MAGUMI、ZOOCOらゲストも多彩。
パワー炸裂の(1)を筆頭に、テクノやダブなどさまざまなジャンルのテイストを取り入れたロック・サウンドが全開! 歪みまくりのギターのうねりに巻き込まれそうになったかと思えば、レゲエ・テイストの(7)にビックリ……と、いい意味、最後まで気の抜けないアルバムである。
阿川泰子や中本マリ、マリーンほかの女性ジャズ・ヴォーカリストによるスタンダード・ポップスのカヴァー集。歌詞カードに収められたノーマン・ロックウェルのイラスト同様、年代や性別を超えて誰もが親しめる楽曲と歌唱が詰まった好企画アルバム。
イシュタル国の王室エージェンシー“CLOUD7”の活躍を描くフジテレビ系アニメ『L/R』のオープニング・テーマ。名キーボーディスト、ビリー・プレストンによる軽快なナンバー。
エコールノルマルへの入学を機にパリに移住して6年。おそらくは人間的にも大きな成長過程にある大萩康司の、さわやかな意識が伝わってくるような好演奏。深く響くそのギターの音色と抜群の技術に表現の深みが加わっていくさまは、演奏曲の理解度にはっきりと感じられる。
ヴァイオリン界のニューウェイヴというだけで小杉まりさの詳しいプロフィールは不明だが、ポップで伸びやかな音楽性の持ち主のようだ。クラシックのアレンジものが多く入っているが、クラシックには聴こえないところも魅力だ。本格的なジャズ演奏も聴いてみたい。
97年にLAで結成されたエモ系人気バンドのセカンド。タイトル通りカリフォルニアへの深い愛情を甘いメロディと意外に表情豊かな演奏で聴かせてくれる。メランコリックなヴォーカルには人懐こさもあるので、ファン以外もとても聴きやすい。
ロブ・ハルフォード率いるバンドのマキシ・シングル。(1)(2)は最新作収録曲。(3)(4)はビデオで前者はいかにもなメタリック曲で映像もそれなり。後者はバラードで淡々と歌うロブにスポットを当てたもの。シンプルだが印象深い1曲だ。
スペイン語のアナウンスや興奮気味の観客の歓声や拍手ーーラテン・アメリカでのライヴと錯覚しそうだが、実は六本木で催された上松美香のスペシャル・ライヴなのだ。ノリのよい演奏が会場の熱気と一体となって、パワフルに炸裂する。楽しさいっぱいの1枚。
2001年末にメジャー・デビューした“妖怪ヘヴィメタル・バンド”の通算4作目にしてメジャーからの第2弾フル・アルバム。完成度の高い楽曲とスリリングな演奏、そして黒猫の伸びやかなハイ・トーンと瞬火のパワフルな歌声とのツイン・ヴォーカルが冴える。★