音楽むすび | 2003年1月発売

2002年のキングギドラ再結成で、世間を騒がせたZEEBRAが早くもソロ復帰で第1弾シングルを。今井了介とのプロデューサー・チーム、FIRSTKLASが作るデジタルなエレクトリック・ファンクは高級感たっぷり。わざと抑えたクールなラップはまたしても新境地。

B級、C級ポップス・ファン向けの一枚。彼らはアンダース&ポンシア系のロッド・マクブライエンが結成した男女5人組で、これが68年に発表した唯一の作品。アソシエイションらに通じるソフト・ロックに加え、ブッダ所属らしいバブルガム的な側面を見せる。

ジョン・セバスチャンらによる、態度がキッチュでもあった短命4人組。きっちりロック史に名を残す65年デビュー作。フォーク、ジャグ、R&Bなど、アメリカ固有の音楽を洒落たポップ・ロックにまで高める。グリニッジ・ヴィレッジの残り香がくすぐる。