2003年2月26日発売
小澤征爾がEMIに残した名演が廉価で登場。35歳の小澤が、スーパー・ヴィルトゥオーゾ集団、シカゴ響を指揮して、東欧の民族色の濃い2つの管弦楽曲を見事に描く。
本当に聴きたい曲に的を絞って制作された、全シングルAB面コンプリート・コレクション・シリーズ。日本のブルース、ロック・シーンに燦然と輝くレイニーウッドの魅力が凝縮された感涙のベスト。
柳葉敏郎、哀川翔らが輩出、その名の通り、まさに一世を風靡する人気を誇った彼らの、コンプリート・コレクション。大ヒットした「前略、道の上より」などの楽曲に時代を生きた男の息吹があふれる。
「キッスは目にして」の大ヒットで脚光を浴びたロカビリー・アイドル・バンド、ザ・ヴィーナスのゴキゲンなナンバーの数々が1枚のアルバムに。紅一点、コニーの魅力あふれる歌声が光る。
ウッズの朴訥で哀愁を帯びたサックスがいつの間にかストリングスの切々とした調べをリードし、スウィングさせ高揚させる。それに触発されてカルテットの仲間たちのプレイにも熱がこもり、スリリングで優雅な共演作品である。アレンジの妙味もたっぷりと楽しめる逸品。
ハナは、クリアなタッチとエネルギッシュ&ダイナミックな演奏で知られた名手。期せずして最後の録音となった本作は、原点回帰というべきクラシック集。クラシックとジャズの真の意味での融合が達成された、といっても過言ではない感慨を覚える。★
山中湖近くのクラブの87年ライヴを収録した本盤は寡黙ながら粋な風体の江戸職人に横丁の飲み屋、あるいは旅先で出会った感じだ。モンクゆずりのペーソスに加え、それをシットリとスウィングさせたジョーダンの技は我らの肌にじつによく馴染む。
ファンキーな(1)を筆頭に、最新シングル(13)ほか2002年のワールドカップ時に大量オンエアされた(4)、ベースのTamaによるトランペット演奏も披露される(8)、アルバム初のインスト曲(12)など、充実度満点のアルバム。色あせないキャッチーさが、多彩な音色によってより際立った印象である。
クラシックはもとより、幅広い活動を展開しているゴールウェイとアメリカのトップ・フォーク・デュオのコラボレート盤。フィドルの人なつっこい音色と歌い回しがセンスに満ちたフルートとよく溶け合い、ノスタルジーに彩られた心温まる世界が広がっている。