2003年3月発売
ソー・ホワットソー・ホワット
コルトレーンが退団する直前に行なわれたライヴは、ききしに勝るスリリングなものとなった。グループ・サウンドを無視してふたりが激烈なソロをぶつけ合う。混沌とした中から創造的な音楽が生み出された瞬間を捉えたのがこのオランダ・コンサートだ。
インプレッションズインプレッションズ
62年、名作『バラード』録音後すぐに行われた欧州ツアーでのライヴ録音。(2)は『バラード』的だが、当時はバリバリと吹きながら長尺のソロを繰り広げていた時期でもあり、(1)(3)は演奏時間が長く、特に(3)は20分超。しかし聴き飽きさせないのが凄い。マッコイも好演。
グリーン・ドルフィン・ストリートグリーン・ドルフィン・ストリート
61年12月2日ミュンヘンにおけるライヴ。コルトレーン・バンドのエルヴィンの代わりにメル・ルイスが加わったコルトレーン抜きのバンド。残念ながらドルフィーの持つ先進的なコンセプトにはリズム・セクションがついていっていないが演奏は凄い。
ハウ・ハイ・ザ・ムーンハウ・ハイ・ザ・ムーン
制作・出演
アート・ファーマー / クインシー・ジョーンズ / クリフォード・ブラウン / ジジ・グライス / ジミー・クリーヴランド / ジョージ・ウォーリントン / ライオネル・ハンプトン / ライオネル・ハンプトン楽団ジャンル
モダン・ジャズの名手を擁したハンプトン楽団が、53年9月のスウェーデン訪問時に残した歴史的にも貴重なライヴ音源。ブルース、ブギウギ、R&Bスタイルの演奏が中心だが、クリフォード・ブラウンやアート・ファーマーのソロもわずかに聴かれる。