2003年4月9日発売
これまでのシングル表題曲(3)(5)(8)と最新シングル(9)を含むファースト・アルバム。疾走感あふれる(1)、アッパーなシャッフルの(6)、バラートの(11)など、さまざまな表情をみせながら、全編を通じて耳を奪うメロも満載で、豊かな音楽性を存分に味わわせる作品となった。
メンバー・チェンジした新生ミニモニ。の第1弾シングルは森高千里の隠れ名曲をカヴァー。矢口が抜けたことで幼児化に拍車がかかった気がしなくもないが、楽しく県庁所在地を覚えられる(1)は、ミニモニ。購買層にぴったりね。
前とはうって変わりキュートで美しかったりしながらアシッドで……後には演奏されなくなる曲の多さが逆に実験的だったことを物語る (?) 3作目、69年作のデジタル・リマスター版。3曲の68年夏スタジオ・ジャム+69年初頭ライヴ=計42分半の大オマケ付き特別編集盤。
初期デッドの魅力は、69年1月に行なわれたライヴを収録したこの作品に集約されている。今回のリマスタリングによってさらに生々しさが増した彼らのプレイにあらためて陶酔。特にロック史上に残る名演(1)の緩やかなグルーヴには、おおげさでなく崇高な感覚を覚える。★
子供の頃自分だけの、あるいは自分と親友だけの、お気に入りの場所があったりした人は、1曲目共感できるかも。2曲目は切ない片思いの、ミディアム・バラードのナンバー。どちらもどこか懐かしい、温かみを持った作品だ。
ここ数年、ニューヨーク・ハードコア界からはいい話が伝わってこないが、このバンドの登場は明るいにニュースの一つだと思う。かの地出身らしい、ストイックさと激烈なグルーヴで迫ってくる一作目。プロデュースは、ジェイミー・ジャスヌ(ヘイトブリード)が担当した。
デッドのデビュー以前の貴重なスタジオ音源、ライヴ音源(もちろん大半が未発表)各1枚ずつからなる2枚組CDセット。デッドの前身ウォーロックス時代に“エマジェンシー・クリュー”名義で録音したスタジオ音源、66年のライヴ音源などは絶対の聴きもの。★