2003年5月21日発売
古雅なピアノの響きとダイナミックな演奏が奇妙な調和を奏でる不思議な音世界であり、AMラジオを聴くような放送録音の音質がそうした雰囲気をさらに助長する。リヒテル、ギレリスからアファナシェフの系譜でピアノ演奏を捉える場合、きわめて示唆に富む。
人気シリーズのリニューアル版。妊婦の精神安定と胎児の健康・発育の関係に、音楽のもたらす効果の大きさについて著した書籍『胎児は見ている』の音楽データを基に選曲編成されている。
世代や地域を越えた創造活動を行なっているグループ“ZEROキッズ”によるミュージカルがCD化。音楽教材としても最適の作品。サウンド・プロデュースは谷川賢作。
2作目『オーヴァーキル』(79年)から最新作『ハマード』(2002年)までの中から選曲されたニュー・ベスト。30年弱にわたり、メンバーは替われど頑固に貫き通したモーターヘッド節の凄みをあらためて実感。しかも、キャリアを重ねるごとにパワー、怒りともに増大といった感じだ。
移籍第1弾。スティール・パンをメインにしたダブ/レゲエという音楽性はこれまでと同様だが、アヴァンギャルド寄りの演奏で呪術的な匂いを醸し出したり、ギターやサックスが活躍する激しいセッション風があったりと、より広がりのある音になっている。
大ヒットした2ndアルバムに、これまでの全シングルのビデオ・クリップを収録したDVDをカップリングしたスペシャル・アイテム。CDにもボーナス・トラックを追加。
ジャケット写真を見ると、ジャパニーズ・エスノ的、あるいは昭和歌謡的な音楽かと思われそうだが、そうではない。パステル・カラー、そよ風、自転車、散歩……そんな言葉がキーワードになりそうな、さりげなく爽やかなポップス。ウクレレの音も快感。
世界的に愛されるボサ・ノヴァの生みの親ともいえるジョビンへのオマージュ作品。長谷川陽子と福田進一とによって描き出されるそのプロフィールは、あくまでもシンプルでスマート。仕立てのいいテーラーメイドのトロピカル・スーツにも通じる晴れやかさが漂う。
エレクトーンの第一人者だけあって、音の輪郭を曖昧にして浮遊感や神秘感を出したり、逆にくっきりとした輪郭を出したりと、エレクトーンのもつ多彩な音の色合いを最大限活かした編曲であり、演奏になっている。しかし、特定の楽器を単純に模倣したりはしていないのだ。
再結成を果たし、かつてのファンを喜ばせたバングルスの来日記念盤。ニュー・アルバムからの2ndシングルとなるタイトル曲を中心にしたスペシャル・アルバム。