2003年6月4日発売
68年の野心作『スーパー・セッション』から派生したと言える、貴重な未発表ライヴ盤。68年12月13日のニューヨーク公演を収めたもので、縦横無尽のブルース・ロックを聴かせる。無名時代のジョニー・ウィンターを紹介している点でも歴史的価値がある。
沖縄や奄美の島唄を集めたインスト集の第2弾。BEGIN の(1)、パーシャ・クラブの(3)、そして知名定男の名曲(8)など、今回も佳作がそろった。シンプルなようでいて微妙なユレのある島のメロディを、サラリと消化しているところが逆に、何回聴いても新鮮な感じを生んでいる。
リミックス盤のリリースや来日公演、TV、CMと相変わらず日本でも大人気のアース・ウインド&ファイアー。本盤は「セプテンバー」のリミックスをボーナス収録した決定版ベストだ。
元アット・ザ・ドライヴ・インの中心人物によるダブ・バンド。GSLレーベルから発売されていた2ndアルバムが本邦初登場。彼らのルーツであるサルサの味を自由な発想でちりばめた傑作だ。
98年に早稲田大学の音楽サークルを母体に結成された5人組の初シングル。80年代アメリカン・ロックをおもなルーツとするサウンドは、抜きん出て個性的ではないものの、歌声含めてヌケが良い。仮に確信犯なのだとしても、歌詞に使う語彙が少々凡庸なのでは。
フジロックでのライヴも好評だった、彼らの最新作。ジョー・ジャクソンの(2)にも驚かされたが、今回はキャッチー&ポップなラウド・ロックうんぬんでは済まされないぐらいに、夏リゾート対応のリラックス・モード。ゴリゴリ&下品なミクスチャーだった1作目も遠い昔……。
日本のクラブDJの草分け的存在である須永辰緒によるリミックス・シリーズの第2集。自身が手がけたさまざまなJ-POPアーティストのリミックスをラジオ風にノンストップで編集。ELTのバラードをブラジリアンに仕上げた(9)の手腕はさすがのひと言である。