音楽むすび | 2003年7月2日発売

倉木麻衣らがリリースしたコンピ盤で注目を集めた、鹿児島県出身のティーンエイジャーのデビュー・マキシ。シンプルなR&Bナンバーをソツなく唄いこなし、かつ艶やかに聴かせるテクニックを持ちあわせる。無色透明な彼女のミリョクは、何色に染まってゆくのだろう。

『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジの声を担当したことでも有名な、人気声優の緒方恵美。デビュー10周年を迎えた彼女が、11年目へ向けて発売したのがこのアルバム。ロックンロールに弾けた表情からオリエンタルなメロウ・ポップまで、歌に合わせ声の性格も変えていく様に感動。

東雄一朗が中心の“ポエトリー・リーディング・バンド”と言うべき4人組。いわゆるジャム・バンド的な演奏をバックに、朗読というよりはトーキング・スタイルで詩を放ち、やや演劇的。CDブック仕様になっており、森田拳次がたくさんの画を描いている。

数あるマイルスの伝説のライヴの中でも通好みかつ万人向けのアイテムがコレ。61年サンフランシスコでの実況録音完全版4枚組。リラックスした開放的なマイルスの演奏は微笑ましいくらいだ。泥臭いハンク・モブレー(ts)がいい味出し過ぎて困ってしまいます。

ピアニスト、アレンジャー、コンポーザーとして活躍し、「live image」のミュージック・ディレクターも務める羽毛田丈史。彼が作曲したテレビ番組や映画のための音楽を新たにまとめた作品集。

スーパー・ウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロの2作目はウクレレの可能性を最大限に引き出した痛快ロック／ポップス・アルバム。オジー・オズボーン、スティング、アル・ディ・メオラの曲をカヴァー。