音楽むすび | 2003年7月2日発売

エルボン〜アルファ、そしてビクターとレーベル枠を超えたデビュー25周年記念のベスト盤。唯一無二のシナロケ・ロックンロールが全20曲。どこを切ってもロックンロールな中、(4)や(9)をはじめとしたYMOとの共演以来、17年ぶりの細野晴臣アレンジとなった(19)のポップさが面白い。

デビュー25周年を迎えたSHEENA & THE ROKKETSのメモリアル・ベスト。代表曲を網羅した2枚組CDと、クリップやライヴを収録したDVDがセットになっている。

2004年にデビュー40周年を迎える大月みやこのベスト。2003年第1弾シングル「心の駅」ほか、「女の港」「女の駅」といった代表曲を余すところなく収録した豪華2枚組。

中国の二胡奏者、マ・シャオフイ(馬暁暉)の2ndアルバム。中国の古典曲から現代中国の人気歌謡曲まで、中国の音楽だけで構成されている。二胡の魅力を知るのに最適の1枚。

TOTO人脈にあるスウェーデン出身マルチ・ミュージシャンによるハード・ロック・プロジェクトの第2作。メロディアスな楽曲群は、往年のサヴァイヴァーあたりにも通じるオーソドックスな魅力に満ちており、どこかブルージィな味わいも全編から感じ取れる。

高度成長の時代と並行するように、日本の歌謡曲とポップスは独自の発展を遂げてきた。懐かしいテレビ番組のテーマから始まるこの3枚組は、その時代に育った・生きた多くのひとに夢と希望と楽しみを与えた、日本歌謡史に残るヒット曲を網羅したものだ。

前作ではピアノとのコラボで新たな分野を切り開いた朝崎郁恵のセカンド・アルバムはウォン・ウィン・ツァン、姫神、チチ松村などが参加してのこれまた斬新なアプローチ。奄美島唄の古形をきちんと受け継ぎながら、(2)に聴かれるように、それを尖鋭的な感性で生まれ変わらせている。★

なっちの妹、あっちのセカンド・シングル。前作に続き、作詞・326、作曲・筒美京平のコンビによるアップ・テンポ。ちょい90'sハウスなアレンジだが、この微妙な時代とのズレ加減こそアイドル歌謡の裏王道とも言える。(2)ではあっち本人が作詞に挑戦。