2003年8月6日発売
2ndアルバム『dizzy season』が好評のザ・タンバリンズ、ニュー・シングルは“雨”がキーワード。対照的なサウンドの2曲に、異なる雨の風景が描かれている。
京都出身、特技はダンス、好きなアーティストはブリトニーやデスティニーズ・チャイルドという新人さんのセカンド・シングル。16歳の誕生日にアニメ主題歌でデビュー。昔のアイドルみたいでいいネ。バリッと出来上がったトラックに乗る歌声が微妙に生硬なところがミソ。
人気だけでなく音楽的にも絶好調のメロディック・パンク/パワー・ポップ・トリオだけに濃い内容。歌謡曲というよりフランスなどの西欧の昔のポップスを英語で歌いパワフル&ファストにプレイする感じ。アート・ワークも含めトータル・ワークとして良し。
カヴァー集に続くオリジナル・セカンド・アルバム。スロー・テンポでの噛み締めるような語り口はもう圧倒的に独自の世界。ペダル・スティール・ギターとの相性のよさが際立っている。いまだに癒えていない古傷を思い出させる音楽であり、その意味で本作はヘヴィだ。★
特に80年代、渋谷〜原宿の若者文化の象徴的存在だったロックンロールカフェ、ピンクドラゴン。そこから派生したストリート系ショップ、クリームソーダの店員たちで結成されたBLACK CATSなど、日本のロカビリー・シーンの歴史を綴った一枚。
80年代後半から90年代にかけてシンプルなビートとストレートなメッセージで一時代を築いた“ジュンスカ”。彼らの名曲をカヴァーする現在のバンドの中にも、同じスピリットが息づいている。
カリフォルニアを拠点に活動するピーター・ディーブルによって設立された、Pete Recordsの日本独自編集コンピ。クランク・ケースやエージェンツ・スリッパーらが、ラテンやヒップホップ、ジャズのクロスオーヴァー・サウンドを聴かせる。
ヴァイオリンは凄まじいまでに甘美な楽器ともなりうる。そんな事実を文字通り体現する演奏家がパールマンだ。思わずメロディに引き込まれる映画音楽の一編や、晴れやかでリラックスさせられるクラシック・ナンバーを集めたこの小品集は、そんな彼の魅力の本質に迫る。