音楽むすび | 2004年11月発売

最高の音で楽しむために！

アコースティック・サウンドを全面に押し出しリラックスした雰囲気を醸し出している楽曲で、ニッポンの“バラッド”ともいう枯れた感じがいい。心のなかの葛藤と戦いながらも、強く前向きに一歩踏み出す。しんどいけど、曲の包容力が気持を奮い立たせる一曲です。

「エリーゼのために」や「トルコ行進曲」など、通俗大名曲を含む小品集。6人の作曲家による9曲を選曲。歌心あふれた音楽はさらに深化して、フジ子・ヘミング独自の世界が繰り広げられている。

TV番組で“健康効果”が紹介されてからというもの、ブームになっているみたいなモーツァルト。それはともかく、このコンピレーションは、名演奏家がずらりと並んだお薦め盤。イ・ムジチを入れているのは担当者のひねりか。どうせなら何枚か作ってほしい。

6畳アパートに置いたグランド・ピアノで(!)、独特の楽曲を生み出すアーティストのアルバム。自らのスタイルを“ジャズ歌謡”と標榜しているが、そのサウンドには童謡からロックまで、さまざまな要素を感じさせる。歌詞を大切にしているところも好感度大。

京都在住の4人組ひねくれポップ・バンド、ロボピッチャーのミニ・アルバム。文学的な詞と、美しくも一筋縄ではいかないメロディをもつ4人組だ。くるりやキセルに続く注目バンド。

横浜を拠点に活動する6人組のマキシ。昭和50年代のディスコ歌謡を想わせる(1)、もう少しファンク寄りな(2)のどちらも確かな演奏力に裏打ちされたグルーヴと妙な艶っぽさが腰にグッとくる。歌詞にもう少しヒネリか深みがあったら完璧だったのに。今後の期待株。★