2004年11月発売
韓国の実力派コーラス・グループの1stアルバム。BoAをフィーチャーした「Tri-Angle」、本国で破格のセールスとなった「HUG」「The way U are」に注目。
元Baby Booの阿部恒憲を中心にボストンで結成された日米混成ヴォーカル・グループのデビュー作。第一印象は若きマンハッタン・トランスファー。(1)(2)(6)といったカヴァーも楽しいが、阿部の自作(5)がスタイリッシュなラテン・ジャズでカッコいい。カルロス菅野らが熱演。
盟友、小曽根が編曲・指揮を担当したビッグバンドが刺激的だ。それは凡庸とは無縁のサウンドで、彼の見事なアレンジの凄技に拍手。それは敬愛する盟友へ捧げる入魂の仕事だろう。その、サウンドのうねりの中で、伊藤の存在感ある、あでやかな歌声が躍動している。
ムーンライダーズのメンバーである岡田徹が88年に発表し、現在では入手困難だった1stソロ・アルバムが復刻。クールかつシャープなアレンジと、耳に残るポップなメロディが心地好い一枚。
岡田徹(ムーンライダーズ)主宰のレーベルに所属するエレ・ポップ・バンドのデビュー作。テクノもあるけどラテンもある雑食ジャンルレス・エレ・ポップは、エレ・ポップ・ファン以外をも招き入れてくれる間口の広さとカラフルさ。ヴォーカルの人工的な声質も魅力的。
ポップのフィールドでも活躍してきたシンガーが92年に録音したジャズ作品。ピアノ・トリオをバックにジェローム・カーン作の名曲を歌う。ほどよい粘度を感じさせながら弾むヴォーカルは独特で、快活な(2)の後半など聴き応えあり。(8)は押し引き自在の表現に巧さが光る。
クリスの78年作『アローン・トゥゲザー』全曲に、同じく来日時の録音であるアニタの81年作『ミスティ』のB面をプラス。トリオがバックの前者は力強い表現に説得力のある(2)やムーディな(5)がいい。後者はピアノとのデュオで軽快にスウィングする(13)など、余裕たっぷり。
コロラド出身のパンク・バンド、PINHEAD CIRCUSのメンバーが結成したラブ・ミー・デストロイヤーのアルバム。スピーディーなハードコア・サウンド、そして男気あふれるヴォーカルが炸裂。