2004年2月21日発売
99年に九州工業大学の音楽サークル内で結成。インディーズで4枚のシングルをリリース。本作はメジャー・デビュー・アルバム。レトロ・フューチャーなシンセ・サウンド、疾走感のあるギター、男女のツイン・ヴォーカルを融合させた個性的な楽曲で惹き付ける。★
米英独混合バンドによる約5年ぶりの第4作。正式ベーシストは不在で、すでにバンドではなくプロジェクト的な形態となっているようだが、インダストリアルでエスニックでクラシカルな激音メタルはさらに高度に進化。“静”の面も含めジックリ聴き込みたい。
前作『オン・ア・ワイアー』で見出した叙情性を経由して、成熟という言葉にふさわしいバンドの発展形を提示した4作目。初期の直情的な激しさと、センチメンタルな部分が本作では共存。エモなるジャンルではくくれない、新たなオリジナリティを追求した好盤。
川畠成道の6枚目のアルバムは、2曲の無伴奏ソナタで構成された意欲作だ。楽譜に込められた作曲家の意図を丹念に解き明かし、奥行きのある演奏を実現している。難解とされるバルトークも、内省的な側面まできちんと踏み込んでいるため、説得力は十分。
個々の音はまろやかで美しい。けれど響きはタイトとかスリムとかいうより、むしろデッド。おまけに無類に軽いし、決して分厚く威圧的に鳴らさない。録音のせいもあるけれど、何より弾き手の耳と感性とペダリングが、こうした響きを作り出していてユニーク。
この人の音は、いつ、どんな場所にも似合う。ゆったりと耳を傾け、リュートという楽器からしか聴けない、静かな音の響きあいに身体を委ねていると、吟遊詩人という職業が、この人の中にはまだ存在しているのか、と思ったりする。歌のない歌、そんな形容がふさわしい。★
名古屋出身・キャリア20年超のヘヴィ・ロック古豪がカリフォルニア砂漠地帯の町で録音したメジャー復帰作からの先行EP。埃を巻き上げながら走るかのごときダーティなロックの威圧感がすごい。スラッシュに始まり重いサイケに進んだ彼らの轟音の美学にあらためて感服。
なんだか「ジュピター」が流行りのようだけど、オリジナル以外では、このアルバムに収録されているものがオススメ。タイトルのように広がりのあるアレンジのなかで、のびのびと歌われるヴァイオリンが美しい。編曲もそうだが、彼女自身の作品にも注目したい。
ビクターに在籍したアイドルの貴重な音源をまとめた『びっぷ!コレクション』の1枚。元祖アイドル・ロッカー、伊藤さやかの全シングルAB面を収録。
ビクターに在籍したアイドルの貴重な音源をまとめた『びっぷ!コレクション』の1枚。清純派女優として人気の高い酒井美紀の初期シングル9作品のAB面を収録。