2004年2月発売
ドアウェイズドアウェイズ
2004年3月に待望の初来日を飾ったピエラヌンツィが、モチアンとのデュオにゲストのポッターを迎えて吹き込んだ2002年の作品。ピエラヌンツィのピアノはいつものように思索的だ。ただしメロディの奔放性がこの作品では抜群である。そこが最大の聴きどころ。
LOVE PSYCHEDELICO 3LOVE PSYCHEDELICO 3
2年ぶりとなるサード・アルバムはロックンロールが決して懐古主義へと流れないしなやかさをたたえている。音楽の日常性と風景や感情の彩りが誠実かつ静かに滲み出ているその音と言葉の前では、悦びとかいう大袈裟でない生きることの素敵さを教えられる。★
Jump Up!Jump Up!
大阪のストリート発、2003年にデビューを果たした新進スカ・バンドのメジャー発シングルは、スカパラのNARGO氏をプロデューサーに迎えたグループ初の歌モノ。底抜けの明るさと強靭なグルーヴ、声を合わせて一所懸命に歌う姿が微笑ましく、いつしか感動に変わる。
FLYING KIDS NOW!〜THE NEW BEST OF FLYING KIDS〜FLYING KIDS NOW!〜THE NEW BEST OF FLYING KIDS〜
FLYING KIDSの一番新しいベスト盤で、シングルとしてリリースされたものを中心に、しかも年代順に収録されているので、まさにベストというべき内容。またボーナス・ディスクのもう1枚は、ヴォーカルの浜崎貴司によるかなりコアな選曲が興味深い。
イン・ア・センチメンタル・ムードイン・ア・センチメンタル・ムード
ラバトは室内楽からジャズまで活動範囲が広く、映画や劇場の音楽も手がける欧州のベテラン・コントラバス奏者。仏ジャズ・ピアニスト、マヌエル・ロシュマンとのデュオでスタンダードを取りあげたジャズ・アルバムだ。存在感のある重厚な演奏を展開する。
シャン・ドゥ・ジャポン 〜フランス語で歌う日本のうたシャン・ドゥ・ジャポン 〜フランス語で歌う日本のうた
発売元
キングレコード株式会社日本歌曲の歌詞を翻訳してフランス語圏の人たちに楽しんでもらおうという斬新な企画である。子音の数が多くならないように考えて訳されているために、親しんだ歌もあまり違和感が無い。彼の地の人達はこれを聴いてどう感じるのだろう。感想をきいてみたい。