音楽むすび | 2004年3月24日発売

ツィギー・スタイルのミニ・スカートをチャーム・ポイントにキュートな魅力をふりまいたロンドンのアイドル、パッツィ・ケンジット。彼女を擁するバンド、エイス・ワンダーの唯一のアルバムが再発。

女性シンガー、ネーナ・ケルナーを中心とするドイツのエレクトロニック系ポップ・ロック・バンドのベスト。ドイツ語ながら全米No.1となった(2)など、全4作(83〜86年)からの曲にネーナのソロも収録。おてんばそうな歌とキュートなルックスが魅力だった。

「ダンシング・シスター」や「恋のハッピー・デート」のカヴァーがTV-CMで使われるなど、再評価の気運が高まる80年代の女性アイドル・グループ、ノーランズの最新ベスト。ヒット曲を完全網羅。

現在でもロック・シーンに大きな影響を与え続けている伝説のブルース・マン、ロバート・ジョンソンの、タイトル通り完璧な作品集。その短い生涯に録音された全29曲（41テイク）をすべて収録。

雪村いづみが70〜80年代にかけて録音した、洒落た日本語ポップスで構成された初めてのベスト盤。芸能生活52周年を迎え、今なお元祖J-POPプリンセスとして健在な彼女の貴重な初CD化作品集。

ともにソロ・シンガーとして活動していた小林宏至と清水和彦(The Water of Life)がデュオとして活動開始。その矢先であった2004年1月に、清水が交通事故で逝去。これは二人のファーストにしてラスト・アルバムとなる。才能あった清水氏に黙祷。

Pヴァイン(サブスタンス)に残されたジャパニーズ・ヒップホップの名曲を収録したリミックス・アルバム。餓鬼レンジャー、ラッパ我リヤ、リアル・スタイラほか、豪華な顔ぶれ。

デジタル楽器を使用せず生楽器だけでDASEINの曲を演奏する謎(?)の4人組、Black DASEINの1stミニ・アルバム。オリジナル以上にパワフルなプレイを聴かせてくれる。

2004年1月に解散したDASEINのヴォーカリスト、Rickyが結成したユニットのデビュー作。JetとTylerという謎のミュージシャンを迎え、ダンサブルなサウンドを展開する。

人気アニメ『テニスの王子様』第5期オープニング・テーマを歌って注目された松永俊彦が、ヴォーカリスト藤井重樹と組んだユニット、dEuceのファースト・ミニ・アルバム。打ち込みサウンドに二人の違う声質が溶け合って、魅力的な世界を構築している。

ケント・ナガノのハルモニア・ムンディ・フランス第1弾。ベートーヴェン唯一のオラトリオを、作品の再評価にもつながる充実した演奏で聴かせる。ドミンゴら共演陣にも注目。

フォルテピアノの第一人者のひとりシュタイアーの、ソナタ2曲を中心としたモーツァルト作品集。1785年製のウィーン・アクションの楽器のコピーを弾いて、優雅で繊細な音世界を再現。

シベリウス・コンクールを制した85年生まれのアルメニア人、セルゲイ・ハチャトゥリャンのデビュー盤。得意のシベリウスと母国の大作曲家の傑作を、爽やかに堂々と弾ききっている。