2004年3月発売
ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルームザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム
制作・出演
アンソニー・ウィルソン / クリスチャン・マクブライド / ジェフ・ハミルトン / ジョン・クレイトン / ダイアナ・クラール / テリ・リン・キャリントン / ニール・ラーセン / ピーター・アースキンシンガーとしてのブルージィな魅力をフィーチャーした2003年録音作。夫のエルヴィス・コステロと6曲を共作しており、サビが美しいワルツの(2)、穏やかな(9)などは曲自体が秀逸。(11)は浮遊感がジョニ・ミッチェルに通じ、演奏にスリルがある(8)はジョニの好カヴァー。
Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1
メロディの強さの勝利だったか。決して簡単な曲とはいえぬものでも聴く者の歌唱欲を刺激する総合的親しみやすさが効く。切なさが幾重にもなぐさめられるメロディが自然に湧き出て来るように感じられるのだから、やはりただものではない、とあらためて思う。
ショパン:幻想即興曲ショパン:幻想即興曲
ロン=ティボー・コンクールに優勝し、エリーザベト・コンクールでは第3位入賞を拒否して話題となったイム・ドンヒョク。そのゆるがぬ自信の上に構築された音楽は、20歳の若者のそれではない。国籍不明のこの強靱なピアニズムは、この先どこへ行くのだろう。
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名づけ親でもあるアンディ・スターマーがプロデュースしたアルバム。彼がかつて在籍していた伝説のバンド、ジェリーフィッシュの楽曲をカヴァーするなど、聴きどころ満載な痛快パワー・ポップで活動再開を告げた。
アルエアルエ
これほど新作を待望されているバンドを私は知らないのだが、そんな彼らのマキシは、おだやかに人を愛する悦びを唄うストレートなラブ・ソング。彼らほどひとつの音あるいはひとつのフレーズでもって、絶望するすべてのココロを奮い立たせてくれるバンドを、私は知らない。★
Do As Infinity LIVE IN JAPANDo As Infinity LIVE IN JAPAN
2004年のツアーから武道館公演初日(意外にも初の武道館!)の模様を収めたライヴ盤2枚組。思ったよりロックなユニットで、演奏力も文句なし。なにしろ興奮気味の当人たち。エンジョイぶりが聴いていて楽しい好盤。長〜いMCもしっかり収録している。