2004年9月15日発売
純直な歌唱が健康的すぎな感もあるが、北川の叙情的な、岩沢の奔放で前向きな詞曲のバランスが絶妙。二胡や楊琴を用いた(5)、ホーン・セクションが効きリズミカルな(7)、モータウン風の(12)と懐は深い。最後は2004年夏の五輪に花を添えた(13)で、とは決まりすぎです。
シンガー・ソングライター谷山浩子の初のピアノ・ソロによるインストゥルメンタル・アルバム。もちろん、もともとは自ら歌っているオリジナルの楽曲を、今回はたった一人のピアノ演奏で聴かせている。彼女の歌声同様、インストで聴く谷山作品も清らかだ。
TOSHIこと久保田利伸のワールドワイド・リリース・アルバム第3弾。アメリカにおける“ネオ・ソウル・シーン”のアーティストたちとのコラボレーションを中心に制作されたハイ・クオリティな1枚だ。
笑ってしまうくらい“奇形”なポップスでありながら、七尾旅人の音楽はいつだってキャッチーでチャーミングだ。スーパーカーの中村弘二やフルカワミキをゲストに迎えた歌劇や、渾身のDVD(40分!)をセットした本作でもその魅力は変わらない。
90'sメロコアに多大なる影響を受けたそのままを、照れなくまっすぐに叩きつけたこれがファースト。茨城出身の3ピースで、歌詞も健全な青年の悩みや主張を叩きつけたグローイング・アップ物語集。ブックレット写真がかなりお馬鹿で、好感度大なのもポイント。
結成15周年というベテラン・バンドのシングル。ラウドなアレンジのフォーク・ソングといった趣の(1)とストレートなR&Rである(2)(3)の対比が、このバンドの奥深さをうまく表現している。ライヴで鍛えられたと思しき骨太なビートがうれしくも頼もしい。
MC2人にDJ&ターンテーブルという編成のアリゾナはフェニックス出身の3ピース・ミクスチャー・バンド。ボーナス・トラック2曲が追加された1stアルバムの日本盤。