2004年9月発売
前作から約1年8ヵ月ぶりとなる女性シンガー・ソングライターの6作目。ジャズをはじめとする、一般的な評価とは別の“彼女にとってのポップス”を吸収。消化したところから生まれてくるサウンドはいよいよ円熟の域に入り、軽やかに独自の音楽を聴かせる。
男性シンガーのセカンド・シングル。両A面扱いの片方は、彼の父上が作曲ヒット曲(オリジナルはアン・ルイス)のカヴァー。バラードをリズミックなアップ・テンポにアレンジ。もう一曲のスロウな自作曲とのギャップで彼のキャラクターの幅を表現した。
前作から約1年ぶりにリリースされる待望のデモ音源コレクションの続編は、アンディ・パートリッジがヴァージン・レコード在籍時代に書いた楽曲で構成。その縦横無尽のメロディ・センスは抜群だ。
究極のコラボレーション・アルバムとして大ヒットとなった『Astromantic』のリミックスである本作は、随所に遊び心がいっぱいなのに、洗練されていて、オリジナルより参ってしまった。m-floと彼らが“love”するリミキサー陣の才能には脱帽。★
プロレス興行“ハッスル”を盛り上げるために、自ら先頭に立つ元五輪メダリストの奮起に涙ナシには聴けないのである。王道ともいえる音頭節、小川の抑揚のない歌声に心も身体も“祭り”モードへと突入してしまう。プロモーション・ソングとしては秀逸と思われる。
ザ・ピロウズ結成15周年を祝してのトリビュート・アルバム。良質なポップ・サウンドと各アーティストのザ・ピロウズへの愛情がまさにシンクロし、オリジナル曲のようにさえ聴こえてくる。原曲のクオリティの高さも再確認できる。これだけ豪華な顔ぶれが集うのも納得。★
ウクレレ奏者としての高木ブーが、ハワイアン・テイストの昭和歌謡を演奏する企画アルバム。森公美子や中澤裕子、サンディーといった女優やシンガーの美女をゲスト・ヴォーカルに迎えたゴキゲンな1枚。
初のベスト・アルバムは、別テイクやカーペンターズのエレクトロニカなカヴァーなどで構成されたボーナス・ディスク付き。全シングルなどで構成された本編は、狂乱性とクールネスを拮抗させながら音世界の重力を完全支配するバンドの奥深さが堪能できる。