2004年9月発売
謝肉祭〜シューマン:ピアノ作品集謝肉祭〜シューマン:ピアノ作品集
クラリネットのメイエの秀逸な伴奏者として登場、プーランクでは自己のピアニスティックな本質を明らかにしてくれたル・サージュ。本作(96&2001年収録)のシューマン2枚組でも独自のピアニズムで気品と歌心があふれる独自の世界を構築。エスプリの極。
禁じられた遊び〜ギター・リサイタル禁じられた遊び〜ギター・リサイタル
山下70年代の快演。一発勝負録音のゆえか時代のゆえか、作品の均整の枠を突き抜け、ギターの響きにナマな情動がのってグイと迫ってくる。なかでもソルは、脇目も振らぬ熱さとスピード感が懐かしいほどのかっこよさ。ブリテンでの音色に対する耳の働きも鋭敏だ。
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
弱冠18歳の山下和仁が、セカンド・アルバムとして録音した二つの名協奏曲の初CD化。どちらも後年に再録音しているが、この初々しく溌剌とした演奏の魅力は格別だ。日本を代表する天才ギタリストのデビュー当時の活躍ぶりを伝えてくれる貴重な一枚である。
内なる想い〜ギター名曲集内なる想い〜ギター名曲集
山下和仁は我が国が生んだ世界の逸材である。驚異的テクニックでオーケストラ曲の編曲をギター1本で弾き、大向こうを唸らせたりもするが、これはギタリストの心を綴った珠玉の小品集。ビニャスの「独創的幻想曲」など、静かに爪弾く山下の繊細な表現が心に染み渡る。
ハンス・ロット:交響曲第1番 管弦楽のための前奏曲|「ジュリアス・シーザー」への前奏曲ハンス・ロット:交響曲第1番 管弦楽のための前奏曲|「ジュリアス・シーザー」への前奏曲
ブルックナーの愛弟子にしてマーラーの学生時代からの親友というロット。彼は26歳という若さで失意と狂気のうちに死んでしまったが、最近は再評価の兆しあり。柔らかな叙情性をベースにしつつも、当時のさまざまな作曲家からの影響や引用が見られる。
ツバサツバサ
大阪、神戸、東京を拠点に活動し、インディーズで3枚のシングルをリリースしてきたバンドのメジャー・デビュー・シングル。トーレ・ヨハンソンをミックスに迎え、説得力のある日本語ロックを聴かせる。