2004年9月発売
コステロが敬愛する米国カントリー曲のカヴァー集(81年発表の6作目)に、未発表&ライヴ音源など27曲収録のボーナス・ディスクをカップリングした新規リマスター再発盤。2004年にコステロ本人が記した詳細饒舌な解説も興味深く、あらためて本作の重要性を実感できる。
“関西Jr.”として活躍するメンバーから選抜された8人からなる関ジャニ∞の、関西エリア限定CDがファンの要望に答えて全国リリース。河内音頭風の囃子言葉、ラップ、いろはうたをミックスした明るく楽しい楽曲だ。
J-POPとR(琉球)-POPのさらなる融合が伊禮麻乃によって昇華された。前作『アダンの実』では琉球古典を彼女流に解釈したが、今回は全編オリジナルで三線、ロック、ヒップホップ、クラブなど変幻自在にサウンドの海原で遊んでいる。ウチナーグチの歌声にも癒される。★
制作・出演
アラン・ポール / ウィル・リー / ギル・ゴールドスタイン / ザ・マンハッタン・トランスファー / シェリル・ベンティーン / ジャニス・シーゲル / ジョン・ピザレリ / ティム・ハウザーテラーク・レコードに移籍して初のスタジオ録音作品。さすがマントラ、さすが30余年のキャリア。マイルスの「TUTU」のリメイク(4)をはじめとするカヴァーも斬新なら、オハコのナンバーの新編曲も聴き応え満点。4人ひとりひとりの個性も際立っていく一方。
トップ・ベース奏者がグラミー賞最優秀ラテンジャズ・アルバムに輝いた「ノクターン」に続き発表したラテンもの。今回はメキシコの豊かな音楽伝統をジャズで表現しようという内容。メロディの美質を掬い上げた、質感の高い演奏には香気あふれ、心を濡らす哀感が漂う。★
制作・出演
アンナ・ラーション / エテリ・グヴァザヴァ / オルフェオン・ドノスティアルラ合唱団 / クラウディオ・アバド / ドビュッシー / ホセ・アントニオ・サインス・アルファロ / ルツェルン祝祭管弦楽団“名手”という形容が安易に乱発されるなかで、知的な演奏をふくよかな色香を感じさせる味わいとシャープな切れ込みの良いトーン・キャラクターを両立させた音作りで確立させた真の“名手”の妙技の数々。モダン楽器への認識を新たにさせられた思いがする。★
なめらかな響き。表情豊かに起伏する息遣い。人知れず憂い顔のオーボエではない。柔らかくデリケートでありながらサラリ敏捷闊達。協奏曲も鮮やかだが、ふだんなら前座脇役にまわるアリアやアンダンテ楽章の編曲モノの多彩さに、実にとっぷり引き込まれる。★