2005年10月5日発売
まぼろしコントロールまぼろしコントロール
80年代初頭のテクノ・ポップを思い出さずにはいられない、ピコピコ音やヴォコーダー風のコーラスに彩られたR&Rの(1)で幕を開ける3枚目のミニ・アルバム。アコースティックなムードの(3)にもピコピコ音が挿入されるなど、全体にサイケな音世界が展開されている。★
ソウル・シンフォニーソウル・シンフォニー
アーバン・コンテンポラリーなソウル・ミュージックを聴かせるダウニング。見事な音作りでギタリストも全曲で違うなど、密かにいろいろ凝っている。メロウだが、うわついた感じはなく、嫌味にもならない。質の高い正統派の味わいが魅力だ。
シングU2シングU2
62年結成のベテランのア・カペラ・コーラス・グループによるU2名曲集。おなじみの曲も彼らが独自のアレンジをほどこして歌うと、まるで違った雰囲気になるから楽しい。一切の楽器を排した声だけの世界。豊かなハーモニーに魅せられ、声の可能性に感動してしまう。
相対形相対形
fra-foa解散後、初の音源となるセカンド・アルバム『Here』からの先行シングル。緩急のついたアブストラクトなドラミング、幽玄かつノイジィなトラック、まるでビョークのようにフェアリーで、今にも壊れそうなほどエモーショナルな彼女の歌声に魅せられる。
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集 協奏交響曲 K364モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集 協奏交響曲 K364
ムターの独奏は強弱やテンポを頻繁に変え、間をとったり表情の濃淡を極端に与えたりと、すんなり進む箇所はほとんどないと言っていいくらい。おそらく、これだけやり尽くした例は過去に類例がないと思われる。協奏交響曲の両端楽章は、なかでも普通の部類。
追憶の日々 ベスト・オブ・レオン・ラッセル ソング・フォー・ユー35周年記念エディション追憶の日々 ベスト・オブ・レオン・ラッセル ソング・フォー・ユー35周年記念エディション
彼のシェルター・レーベル時代(70〜75年)の名曲を集めたベスト盤『追憶の日々』に、2005年秋の来日に合わせて、日本盤のみ(19)(20)のボーナス曲を追加。彼の渋いヴォーカルと作曲家としての才能を改めて痛感しつつ、どこかオトナな気分になれる一枚だ。