2005年3月発売
女性に「お口のお上手な方」と言われてこそ石井竜也だ。人生への応援歌「未完成の自画像」から始まり、愛の誓いを謳いあげる「心の言葉」への流れが、レゲエにのって歌われる「アナタノソラ」あたりから徐々に口説き風になって、愛の伝道師ぶりを発揮する。
13歳でオーディションに合格し、クラブ・シーンで活躍してきた16歳の女性シンガー・ソングライター、3枚目のシングル。松本隆/筒美京平による「ECDのロンリー・ガール」に自作詞を加え、アンサー・ソングに仕上げたタイトル曲はリアル&クール。
シングル「美しき人間の日々」、映画『恋の門』の主題歌「月に咲く花のようになるの」、TVアニメ『NARUTO-ナルトー』のテーマソング「青春狂騒曲」を収録した2ndアルバム。ハイテンションな演奏に見え隠れする繊細なメロディが美しい。
エレクトロ・ユニット、ブンブンサテライツの通算4作目のアルバム。前作のジャズ色は影をひそめ、ロック色が強まったアグレッシヴなビートを叩き出す。iriverのCMに使用された(3)のドラムときたら。ゴスペル風ヴォーカルがフィーチャーされた(2)も新境地。★
しばらく鳴りを潜めていたRIZEだが、2005年2月に山嵐とのバトルCD『革命』で復活を果たし、このベスト盤でそれまでの活動を総括してからまた新たにシーンをかき回す魂胆なのだろう。オルタナ、ヒップホップ、パンクなどのいいとこ取りをエモーショナルに昇華。さて、次は?
88年のデビュー作から97年の8作目までエピック在籍時代のベスト・アルバム。10年間で表現スタイルは変化しているが、変わらずに貫かれているものを感じさせる年代をシャッフルした選曲が絶妙。新たなマスタリングで初期作品の魅力も生々しく。
新ギタリストSeikiを迎えた通算7枚目のアルバム『ファイアー・アント・ムーヴィング・カンパニー』に続くミニ・アルバム。新曲5曲にライヴ、PVが収録された本作、よりエネルギッシュなハードコアが聴ける。
10年の活動に終止符を打ったハスキンの集大成といえるベスト・アルバム。入手困難音源も多数収録。日本のメロコア、エモコア史に燦然と輝く、ポジティヴさと摩訶不思議な魅力を兼ね備えたバンド。その軌跡と歴史を紐解くのにうってつけのアイテム。
元カーカスのマイケル・アモット率いるハード・ロック・バンドの6thアルバム。前作で加入したベースのロジャーにかわり、アーク・エネミーのシャーリーが参加し、70年代ロックを基調とした豪快なサウンドを聴かせる。
4年前に“リリイ・シュシュ”として世に現れた類稀なヴォーカリストが、“Salyu”としてデビューしてこれが3枚目。小林武史の手になるざっくりモダン・ロックなサウンドと強力にポップなメロディに負けない、圧倒的にパワフルかつキュートな声が輝いてる。
着実に成長を遂げているMANUELやコーラス・ワークに定評のあるROSE、トランスの雄PAMSYなど、勢いのあるアーティストが本作でも集結。前作に続き参加しているイタリアの若手VAN T.Kも好調。