2005年4月20日発売
台湾女性シンガーによる2枚組ベスト盤は、叙情的なバラードを中心に新曲も4曲収録。柔らかく潤いのあるヴォーカルは、北京語でありながら曲に描かれた感情がわかるほど、表現力豊かだ。また、上田知華による[2](4)では楽曲のよさも再認識できる。
台湾出身のシンガーで役者としても活躍中のリッチー・レンの2年ぶりの北京語盤(対訳付き)アルバム。織田哲郎、中島みゆきのカヴァーを含め全10曲を収録。甘いバラードからアップタイトなロックまで、ポップに伸び伸びとヴォーカルの魅力を余すことなく聴かせている。
ウェス・モンゴメリー、グラント・グリーンの系譜に連なる正統派ジャズ・ギタリストの第2弾。ウェスが愛したオルガン奏者のメルヴィン・ラインに名ドラマーのグラディ・テイトという伝統を担う大先輩の胸を借りて、伸びやかに歌う端正なギターが印象的なNY録音のトリオ。
ディアマンテスのアルベルト城間が大人のラテンにチャレンジしたアルバム。日本語で歌われているのは彼自身の作曲による1曲のみ。ムード歌謡としてかつてヒットした「夜の銀狐」「ラブユー東京」のポルトガル語カヴァーは、耳に親しみやすいかも。
発売元
株式会社ポニーキャニオン名盤『ブルー・バートン』の人気曲の、トリオでの再演を含む演奏は、美し過ぎるフレーズと穏やかに波のように心に寄せてくるその音色で欧米の両方のピアノ・ファンを惹きつけて止まない。円熟の極致に達したヴァン・ダイクの妙技にただ酔いしれたい一枚。★
ジャズの中村葉子とクラシックの藤渓優子が組んだWピアノによるデュオ。メランコリックなスタンダードをしっとりと味わうもヨシ、フレージングやペダルの踏み方などで畑の違いを楽しむもヨシ。なかでもハーモニーがせわしなく交差する(3)が圧巻。
発売元
株式会社ポニーキャニオン日本で絶大な人気を誇るオランダのジャズ・トリオがリリースした14枚のアルバムから、ヨーロッパの微風を運んでくる珠玉の名作をピップアップしたゴージャスなコンピ。透明感のある美しいピアノの調べと、心地よいスウィング感が優雅なひと時を約束する。
ジェイムス・ウィリアムスとイリノイ・ジャケーに捧げたM&Iの第2弾。粒の揃ったビートが心地よいナッシュ、パーカッシヴなヴァイブのネルソンとのトリオだけに両者が引き立つ。(10)はウィリアムスからトミー・フラナガンへの贈呈曲で、フラナガンの録音時ナッシュがドラマーを務めた。