2005年9月発売
ニュー・ワールドニュー・ワールド
制作・出演
エドゥアルド・ボトリック / サマンサ・ショウ / ジェニー・オグレディ / ジュリアン・カーショウ / トロイ・ドノクリー / トンツィ・フーリッツィ / マキシム / マット・ダンクリー / ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団コンサート・ピアニストとしても通用する彼の“響き”をクローズ・アップした印象を受けるサード・アルバム。クラシック畑のプロデューサー、ジョナサン・アレンとの共同作業により、クロスオーヴァー的な表層の下に、深いうねりを持った音楽が生まれた。好盤。★
モーツァルト イン エジプトモーツァルト イン エジプト
こちらと思えばまたあちら。エジプトの民俗音楽とモーツァルトの音楽がアナーキーに入れ替わり立ち代わり、時には相互に重なり合い交じり合う。何ともケッタイな仕掛けからくりだが、異国の街角に立って聴こえてくる音のように不思議にリアルなトキメキがある。
ベスト・オブ・レス・ポール&メリー・フォード 90歳バースデイ 記念エディションベスト・オブ・レス・ポール&メリー・フォード 90歳バースデイ 記念エディション
エレキ・ギターの革命児が2005年6月9日に90歳を迎えたのを記念したベスト盤で、当然のことながら夫人だったメリーとの共演曲が多くを占める。本作におけるキャピトル時代の50年代前半が最も瑞々しく、ここでは自身のラジオ・ショウの様子も伝える。
そこに咲く花のようにそこに咲く花のように
グループ時代から数えるとデビュー30周年を迎えるあんべ光俊のアルバム。現在は地元岩手〜東北を中心に地域密着型の活動を続けているあんべの歌声は穏やかで優しい。そして、その奥には深い感情の機微がのぞく。中年ミュージシャンの理想形かも。
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アメリカでの活動経験もある女性シンガー・ソングライターのメジャー・デビュー・シングル。サラ・マクラクランに代表される良質のアメリカン・ポップスの流れを汲むソングライティングと日本語の響きを重視したリリックの組み合わせが、きわめて新鮮。
マツケンサンバ3マツケンサンバ3
“2”は密かに弾けていた感があったが、こちらはもう最初から開けっ広げで弾けまくっている。ダンスの腰つき同様、粘り腰のヴォーカルは有無を言わさぬ説得力がある。ポップな歌詞同様に。“2”のネタもサンプリングされたリミックスもいとをかし。