音楽むすび | 2005年9月発売

藤田まさと作詞で、初めて股旅演歌に挑戦した前作「男笠」で新境地を切り開いた千葉一夫の新作シングル。今回も股旅もので、ヒットメイカー弦哲也による楽曲が楽しめる。彼の得意とする抒情艶歌とはまた違った魅力が聴ける。

ミュージカルなどを活動の場としてきたシンガーがアラン・ポールのプロデュースで吹き込んだデビュー作。バラードの(1)ではほどよい湿度感を感じさせ、ラテン風味のポップな(3)ではキュートな表情を見せるなど、表現力十分。急速4ビートに乗って鮮やかに歌う(7)も見事。

繊細かつ洗練されたサウンドが人気のフレンチ・ジャズ・トリオの新作アルバム。20世紀初頭のパリで生まれたミュゼットを取り上げた本作は、彼らの最大の持ち味である小粋なスウィングが楽しめる1枚だ。

クラシックの音大生をテーマにした大ヒット・コミックから、とうとう千秋真一指揮するR☆Sオーケストラによる、本格的なクラシック・アルバムが誕生した。間違い探し版とオリジナル版の併録というのも泣かせる。

日本人のDNAを揺さぶるような抒情曲を厳選収録したコンピレーション・アルバム。日本の四季や古き善き時代を感じさせる名曲ばかりで、有名アーティストによる演奏のほか、インスト曲も多数収録。

1960〜70年代のフォークやニューミュージックのヒット曲を集めた6枚組コンピレーション。J-POPの礎となった当時の音楽は、団塊の世代だけでなく現在の若い世代にも十分聴き応えがあるだろう。

2MCヒップホップ・ユニットの2ndアルバム。“REBIRTH”をテーマに掲げた2005年らしい強力作で、ロックからヒップホップまで幅広いジャンルの要素を取り入れ、バラエティに富んだ作品に仕上がっている。