2006年11月発売
オリジナルとしては約2年8ヵ月ぶりとなる、ゴスペラーズのアルバム。「一筋の軌跡」「風をつかまえて」などのシングル曲をはじめ、全米No.1ゴスペル・シンガー、カーク・フランクリンとのコラボレート曲も収録する。
実に22年ぶりとなるオリジナル・アルバムで、自作曲に加え、ポルノグラフィティの新藤晴一やBEGINの島袋優らが作品を提供した豪華盤。同窓会で久々に初恋の女性と再会した感覚に近いものがあり、変わらぬ愛らしさ、清らかさが時の隔たりをすぐに埋める。
2006年に誕生35周年を迎えた、日清食品のカップヌードル。本作は、その歴史の中で商品CMを彩った音楽をまとめたコレクション盤。中村あゆみや鈴木雅之などを収録しており、名曲コンピとしても楽しめる。
ロバート・フリップ選曲による、キング・クリムゾン究極のベスト・アルバム。本作のためにリマスタリングやニュー・エディット・ヴァージョンも収録。濃厚な世界がさらにその深みを増している。
ラサール石井が脚本・演出・主演の3役をこなした、舞台版“こち亀”のライヴCD。2006年8月に全労災ホールスペース・ゼロで行なわれたステージと、アニメ主題歌をコンパイル収録。舞台には、森下千里や瀬戸早妃など、人気タレントが出演している。
カリフォルニアのパンク・バンド同士の組合わせ。スウィンギン〜は交流のあるランシドにも通じるキャッチーな音。結成25年を越えるユース〜もメロディアスだが、持ち前の武骨なハードコア・パンク・サウンドと強力なメッセージも健在で嬉しい仕上がりだ。
桐朋学園出身で国内のコンクール優勝・入賞の難波薫を起用して、通好みというか、ユニークな“名曲アルバム”を、というのがコンセプトらしい。ひねってはあるが、本流から外れているわけでもない、その絶妙さがウリなわけね。沼尻の得意のピアノも、もちろん聴きもの。
元モー娘。の石川梨華率いるユニットの7枚目のシングル。セクシー・ダイナマイト路線に変身しちゃった本作は、打ち込みリズムを用いたエキゾティック風味の歌謡曲。大人びたハーモニーでイメチェンは大成功。(2)は飛び出せ青春系はつらつポップスという、このギャップが憎い。
ホープは英国の気鋭のヴァイオリニストで、バロックから現代まで広範な守備範囲を持つ。今回はバッハ。しっとりとした叙情性を漲らせた濃厚な演奏である。古楽器による昨今のスリムな演奏とは対極にある豊艶な表現。現代に渇望される演奏ではなかろうか。
フィリップスから移籍のリーラ。協奏曲は冒頭から実に魅惑的な音色で歌い、聴き手をグッと引き寄せる。リズムの切れ、カデンツァの妙技と練り込んだ表情など、また一歩前進した姿がうかがえる。オラモの伴奏も骨太で雰囲気豊かで理想的。ソナタも同等の名演。