2006年11月発売
2004年日本音楽コンクール第1位の松田理奈のデビュー盤。軽やかで繊細な音色を活かして、自分の感じるままをすっきり素直に表現する姿勢が初々しい。特にモーツァルトのソナタでは、松本和将の思慮のある伴奏が彼女の持ち味をさり気なく引き立てている。
ロタ、チェコ・ナショナル響の3枚目は、ラヴェルのオーケストレーションを楽しむアルバム。ロタの個性が遺憾なく発揮されている。特に「展覧会の絵」では、テンポや緩急の付け方が面白く、なかなかビジュアルな、あるいは物語的な効果を出している。
ハノイ・ロックス在籍のギタリスト、コニー・ブルームのベスト・アルバム。数々の名ロックンロール・ナンバーが一挙に楽しめる。ユニークなスタイルを持つ、彼のキャリアを総括する1枚だ。
制作・出演
D.J.BOBOJAMESakaD.L / O.V.ライト / アル・グリーン / アン・ピーブルズ / ウイリー・クレイトン / エリック・ティグ / クワイエット・エレガンス / ボビー・マクルアー透明感あふれる歌声で切ないラブ・ソングを聴かせる、SHOWTA.の2ndシングル。オハコの美声を最大限に活かした、美しいバラード・ナンバーが堪能できる。
34年ぶりに復活したライオン丸。オリジナル『怪傑ライオン丸』は時代劇だったが、今回の『ライオン丸G』は近未来の歌舞伎町が舞台のSF。というわけで主題歌(1)は同じだがアレンジがジャングルと化し、名曲(2)はロックになったがイメージは変わっていない。
発売元
キングレコード株式会社73年末のN響第九は名誉指揮者マタチッチを迎えこの年落成した渋谷のNHKホールで行なわれた。冒頭の主題提示から力が漲り巨匠の面目躍如たる名演である。ライヴゆえの粗さが散見され、独唱のスタイルも古風だが、ほとばしる情念と豪放な迫力は比類ない。
凄いカップリングである。「曼荼羅交響曲」はモノラル録音によるデットな響きが曲の精悍さを増長している(60年、スイスでのライヴ)。一方の「悲愴」は96年のライヴで、緩急のメリハリを十全につけ、表現も情感たっぷりで濃密。岩城の演奏の変遷が興味深い。
発売元
キングレコード株式会社管弦楽曲は岩城28歳での録音で、(1)(5)はN響の正式名での初録音。ライナーの長田暁二氏の文章は当時の奮闘ぶりを詳細に記し、我が国のクラシック音楽録音史において、岩城がいかに大きな足跡を残したかを再認識させる。若々しい情熱にあふれた貴重な記録。★