2006年4月26日発売
女性ツイン・ヴォーカル・ユニットのファースト・アルバム。弦楽器とエレクトロニクスをうまく融合させたオリエンタル・ポップ風サウンドと、終始真摯かつスピリチュアルな歌声を聴かせるヴォーカルとが、壮大な世界観を生み出している。2000年代の癒し系か?
スケール感と鋭い感性が売りのマイヤースも、熟成した大人の音楽を演奏するようになったと感心。ブラームスでは、OEKならではの透明感のあるアンサンブルと誠実な演奏がすがすがしい。前に出過ぎない岩城の棒は、演奏者たちの音楽する喜びを引き出してくれるのだ。
対等に対峙する名手4人の妙技が和を奏でたABQが20世紀的ベートーヴェンを極めたとするならば、4本の楽器が競い合うように主張を繰り返すエンデリオンQには、デル・マーの新校訂譜の使用と相まって、新時代を予感させてくれるだけの魅力がある。
第47回グラミーでベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバムに輝いたビル・フリゼール。本作は、オークランドとニューヨークでのライヴで、ガーシュウィンやボブ・ディランほかのカヴァーも収録。
サウンドに対する徹底した完璧主義で知られるグループ、スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンが82年に発表した1stソロ・アルバム。クオリティの高い、ジャジィなスタジオ・サウンドで、AORの名盤としても知られる傑作だ。
93年に、約11年ぶりのインターバルを経てリリースされた2ndアルバム。前作同様に他の追従を許さないハイ・クオリティなサウンドとなっている。プロデュースがウォルター・ベッカーだけに、スティーリー・ダンの新作としても楽しめる1枚。
『ガウチョ』以来20年ぶりに発表された、2000年の8thスタジオ・アルバム。歌詞・楽曲・編曲・演奏すべてにおいて叡智を極めた彼らの方法論が健在であることを証明。歴史的な名作だ。
みんなが知っているポップ・ナンバーがナビゲートする、お出かけにぴったりのドライヴ・ミュージックCDの決定版。しかも、全曲タイアップ・ソングという豪華な内容だ。
失礼ながらベスト? かと思ったら15年ぶりのアルバム。どことなく味わいの異なる豪快なブラス・ロック、甘さだけではない新たな魅力を持ったバラードなど、まるでデビュー作のように新鮮。新人女性シンガーとのデュエット曲もあり、別のバンドのようでもある。
映画『間宮兄弟』の主題歌。RIP SLYMEにしてはユルくハートウォームな、なんともほのぼのとした曲に仕上がっていて、映画のイメージとジャスト・フィット。彼らの新たな魅力を垣間見せた曲といえる。主演の二人の語りが入った別ヴァージョンも穏やかないい味。
日本ヒップホップ界の雄、DELI、YAKKO、MIKRIS、MARS MANIEらが中心となって千葉〜茨城:常盤線沿線ヒップホップ・アーティストのオールスター的超強力チームを率いて臨んだファースト・アルバム。2005年の全国ツアーの熱気そのままの激アツ作!