2006年9月発売
大西ユカリが恋する女の心情を切なく歌いあげたシングル。カップリングでは横山剣が和田アキ子に提供した「ルンバでブンブン」をカヴァーし、ユカリ節を豪快に炸裂させている。
邦楽器アンサンブル・日本音楽集団結成草創期の60年代後半に初演され70年に録音された三木稔の秀作3曲。自ら主導しただけあって作品は創意横溢。古代を素材にした幻想、西洋弦楽アンサンブルとの協奏、新楽器二十弦筝によるソロ。その響きは気鋭かつ清新だ。
彼女は旅好き、自然派のようで、雄大な風景にいる写真がホームページを飾っていた。演奏の原点もこのあたりにありそう。澄み切った空気のなか、彼女が柔らかな音色で吹いているイメージが重なる。B.グリーンのピアノは控えめに好サポート。オリジナル曲がとても良い出来映え。★
リプトン紅茶日本来航100周年記念に、PUFFYが東京スカパラダイスオーケストラに声を掛けて結成したスペシャル・バンドのシングル。タイトルどおり、心が沸き立つようなスカのハッピーなリズムにPUFFYの明るいヴォーカルが乗っている。
元メガデスのギタリスト、マーティ・フリードマン監修によるコンピレーション。彼が青春時代に聴いて育ったであろう1970年代のハード・ロック系ナンバーを中心に収録した、ヴァラエティに富んだ内容だ。
60年代の後半“日本のジョーン・バエズ”と呼ばれたキャンパス・フォークのミューズ。30年ぶりのその新録は、かつての愛唱曲に加え、今日的な世相や心情に踏み込んだ作品までのバリエーションに富んだ、自然に聴き手の胸の奥に忍び込んでくるような歌声だ。
デビュー20周年を記念して精力的に活動している種ともこのシングルは、岩井俊二プロデュースで話題の映画『虹の女神 Rainbow Song』の主題歌。映画の最後に流れてきたら、きっと泣いてしまうだろう。しみじみと優しさと想いの伝わってくる名曲。
コンポーザー浅倉大介のベスト的作品集。95年以降に彼が数々のアーティストに提供してきた楽曲からの厳選コンパイル。歌い手が変わっても“浅倉ワールド”が一貫しているので、全体的に統一感がある。