2007年1月24日発売
何の情報もなく聴くと、またいい感じのR&B系の女性シンガーが出てきたと思うのだが、彼女の場合はほとんどの曲が自作というところが凄い。ヴォーカリストとしても、どこか吉田美和を彷彿とさせる迫力があり、緩急も自在。82年生まれ。将来有望。
ジャンル
日本のヒップホップ・シーンを牽引するDJ MASTERKEYの、10年間を集大成したアルバム・シリーズの第1弾。ヒップホップ、レゲエ、R&Bのシーンの変遷をレーベルの枠を超えてコンパイルしている。
沖縄出身の8人組のファースト・アルバム。4管のホーン・セクションを擁する編成から単なるスカ・オリエンテッドなバンドかと思いきや、メンバーの数だけ引き出しがあるということか、色とりどりの宝石箱のような一作となっている。特に「モーニングスター」はかなりの名曲。★
DIY精神で楽曲を生み制作するNY出身の3ピースのデビュー・アルバム。ポスト・オルタナティヴ的なサウンドは、繊細さと熱っぽさが同居したギター・サウンドで豊かなメロディ世界を構築していく。取り囲む空気感も込みで聴きたい深みがそこにはある。
一度聴いたら忘れられないはず。サンフランシスコ生まれ、パレスチナ/アラブの血流れるラッパーの2006年作。ソウルフルな曲、音楽的なサウンド、2パックを思い起こさせる大きな悲しみ秘めたラフ&タフな声/フロウ……発される強き意志、メッセージは深く心に突き刺さる!
イギリスはウェールズ出身の4人組による2作目。ソリッドなビートを弾き出し、ピュア・ギター・オリエンテッド・サウンドによる楽曲は、オルタナティヴからパンクに至るまで、さまざまな要素を経由してアグレッシヴかつシンプルなスタイルへと導く。
女性歌ものによるハウス・コンピレーション。Stephanie Cookeの淡いヴォーカルが含みある甘さを醸し出し、Joi Cardwellがラテン風の疾走感の中で密やかな憂いをメロディに溶かしていくなど、1曲ずつでもアルバム全体でも楽しめる味わい深さがある。